【人生のモヤモヤから解放?!】世界一やさしい「やりたいことの見つけ方」自己理解メソッド




あなたには「やりたいこと」がありますか?仕事をする上だけではなく、人生における目標でも、やりたいことを明確に認識できている人は意外と少ないのではないかと思います。

本当にやりたいことをみつけるために

むしろ、やりたいことが見つからなくて途方に暮れてしまっている人も多いのではないでしょうか。

今回はそんなあなたに「本当にやりたいことを見つける」ためのヒントとなる”世界一やさしい「やりたいことの見つけ方」 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド」”という1冊をご紹介したいと思います。

著者は、早稲田大学を卒業した八木仁平氏です。

お金を稼ぐこと以外に働く意味を見失い鬱状態になった経験から、自分が本当にやりたいことを見つけるための自己理解メソッドを生み出します。

そして、その自己理解メソッドをSNS発信し始めたところ多数のフォロワーの目に留まるようになり、本著も大きな注目を集めました。

あのオリエンタルラジオの中田が自身のYouTubeでも大絶賛しているほど、自己理解を深めてやりたいことを見つけたい方には指南書となるような1冊です。

では、早速中身の解説に入っていきましょう。

やりたいこと探しを妨げる5つの間違い

いざやりたいことを探そうと思っても、多くの人が誤解していることがあります。はじめに誤解を解いてからやりたいこと探しに入りましょう。

✘一生続けられることでなければいけない

人間の寿命が伸びており、社会の変化も激しい中で同じことに一生固執するのはリスクと言えます。

やりたいことがその時その時で変化しても構わないのです。

大事なのは「今一番やりたいことができているか」ということです。

✘やりたいことを発見した時に運命的な感覚がある

「天職」という言葉がありますが、やりたいことは神様が自然と与えてくれるものではありません。

自己理解を深め、試行錯誤をしながらやりたいことを見つけられるのであり、最初から「これだ!」という感覚があるものではないことを認識しておきましょう。

振り返って「これがやりたいことだった」と感じるようなことでも、最初は興味程度のものであることも十分ありえるのです。

✘人のためになることでなければならない

やりたいこと=自分を犠牲にしてまで人のために頑張ろうとしなくてはいけないわけではありません

自分のためにやりたいことに没頭していれば、それが結果的に人のためにもなってくるのです。

✘やりたいことを見つけるためにたくさんの行動が必要である

現代は選択肢に溢れているため、やりたいことが見つかりにくいとも言えます。

ただ、やりたいことが分からないからと言って次々に新しい行動を起こしても選択肢が広がってしまうだけで混乱の原因にもなります。

自己理解をして仮設を立ててから行動をすることが大事なのです。

✘やりたいことが仕事にならない

やりたいことが見つかったとして、それを実現する手段は後から考えるものです。

やりたいこと探しは自分の心の中を見つめ直すものであり、実現手段は社会の中で見つけるものです。

この2つを混同してはならず、やりたいことを仕事にできるかどうかという視点はやりたいこと探しの段階では一旦脇に置いておきましょう。

やりたいことの公式

では、やりたいこと探しにまつわる誤解が解けたら早速自己理解に入りましょう。本著で八木氏が提唱する自己理解メソッドは

やりたいこと=好きなこと×得意なこと×大事なこと

です。そして、やりたいことを見つけるためには、【大事なこと⇛得意なこと⇛好きなこと】という順番で考えます。

なぜなら、この順番があなたの価値観の軸をしっかり形成するために不可欠だからです。

では、各項目について説明していきましょう。

Ⅰ:大事なこと(価値観):人生を導くコンパスとなるもの。どのように生きたいのか。

最初にあなたの価値観を映している、大事だと感じていることを考えます。

大事なことは仕事をする目的とも言えます。具体的には、下記の5つの質問に対する回答を文章で書き出してみてください。

  1. 尊敬する人は誰で、どのような点を尊敬していますか?
  2. 今まで生きてきた中で、あなたに最大の影響を与えた出来事は何で、どのような影響でしたか?
  3. 今の社会には何が足りないと感じていますか?
  4. 家族や友人等他人に助言する時、一番伝えたい行動伝えたくない行動は何ですか?
  5. (周囲の人に聞いてみましょう)あなたは人生で何を大事にしているように見られていますか?

上記の回答から、キーワードとなるような単語をピックアップします。

そして、それらのキーワードを付箋に書き出してカテゴリー毎にまとめてみると、自分の価値観が見えてくるはずです。

複数のカテゴリーが出てきた場合はそれらの中で優先順位を付けてみると良いでしょう。

Ⅱ:得意なこと(才能):何でも仕事にできる。自然と人より上手くできること。

無意識でしているような行動や、思考の癖が得意なことだと言えます。

弱点の克服をしなければならないと考える人もいるでしょうが、実は大きな成果を生むのは得意なことやあなた自身の強みなのです。

マイナスから0にするような、弱みを克服することにエネルギーを割くのではなく、プラスをさらに増幅させるような強みを磨くことこそ大きな成果を生むことにつながるのだということを忘れないようにしましょう。

注意が必要なのは、得意なこととスキルや知識は別物であるということです。

得意なことは先天的に備わっているあなたの才能であるのに対し、スキルや知識などは後天的にあなたが身につけたものだからです。

また、スキルや知識はあくまであなたのやりたいことを実現するための手段となり得るものであり、得意なこととは別物です。

では、得意なことを探すための質問も5つご紹介しましょう。

  1. これまでの人生で充実していた経験は何ですか?
  2. 最近イラッとしたことや、納得がいかないと感じたのはどのような時ですか?
  3. (周囲の人に聞いてみましょう)あなたの長所は何ですか?
  4. 現在の仕事をやめたと仮定した時、同じ職場でもっとやりたかったと感じる仕事は何ですか?
  5. これまでの人生で成果が出たことは何で、どのように成果を出しましたか?

上記の答えを考えることで、自然と自分の長所や得意な点が浮き彫りになってきます。

得意なことは無意識のうちにやっていることなので、案外自分自身で気づくのは難しいものです。

しかし、①に対する答えのように、やっていて充実していたり、楽しいと感じたりするようなことは得意なことをしている時であると言えます。

さらに無意識にできてしまうからこそ②に対する回答のように、他の人ができていないとイラッと感じてしまうことがあるのです。

上記の質問に答えることで、自分を客観的に俯瞰することができるようになっています。

Ⅲ:好きなこと(業界):自分の情熱がある分野

好きなものとは、自然と興味や好奇心が湧いてくるものです。ここでも5つの質問に対する回答を思い浮かべてみましょう。

  1. お金を払ってでも勉強したいと思うのはどのようなことですか?
  2. 本棚にはどのようなジャンルの本がありますか?
  3. これまでの人生で出会えて良かったと感じるものやジャンルなどは何ですか?
  4. お礼を言いたい人や仕事は何ですか?
  5. 社会に対してどのようなことに怒りを感じたことがありますか?

②に対する回答ですが、家に本棚がない場合は、書店に行った時に必ずチェックするのはどのようなコーナーなのかを思い浮かべてみましょう。

思いつかなければふらっと書店に立ち寄り、店内を一周した時に気になると感じたコーナーでも良いと思います。

意識をしなくても何となく気になって手に取ってみたくなるような本やコーナーこそ、あなたの好きなことなのです。

本当にやりたいことに近づけるために

上記で自己理解の3本の柱である「大事なこと、得意なこと、好きなこと」の見つけ方を紹介してきました。

それぞれの質問への答えを考えるだけでこれまでの自分の人生を振り返ったり、自分の価値観に向き合ったりすることができているのではないでしょうか。

ここまできたら、やりたいことも目前まで見えてきているはずです。

最後は、それぞれの回答から導き出されたものを組み合わせていきながら、やりたいことを見つけていきましょう。

そのために、あと2つステップを踏む必要があります。次に行うことは、やりたいことの仮説を立てることです。

やりたいことの仮説=好きなこと×得意なこと

この時点では、仮説の内容までを吟味する必要はありません。

むしろ、あくまで仮説なので、ある程度量を出せた方が良いです。

また、やりたいことは行動に移していきながら修正し、少しずつ本当のやりたいことに近づけていけば構いません。

最初から本当にやりたいことがピンポイントに見つかるというものではないことも本著では述べられています。

そして、やりたいことの仮説を立てたら、最後に行うのが絞り込みです。

やりたいことの仮説に大事なことというあなたの価値観フィルターをかけます。

やりたいことが見つかっても、それが自分の価値観を満たすものでなければ充足感を得ることはできません

やりたいことを通じて相手や社会に価値を提供できた時にこそ相手からも感謝され、自分自身の喜びや生きがいにもつながるのです。

これが「本当にやりたいこと」だと言えます。

さいごに

最後に、やりたいことを見つける上での注意を1点加えておきましょう。

それは、やりたいことの判断基準を外部要因で考えてしまうことです。

具体的には「稼げそうな業界だから興味がある」というような例です。

稼げそうな業界というのは時の流れによって変化するものですし、自分自身でコントロールできるものではありません。

自分でコントロールできない外部要因を判断の軸として持ってしまうと、いつまで経ってもやりたいこと探しの答えにたどり着くことはできません。

やりたいことを探すのは、あくまで自分自身の内側と向き合う作業であり、外部要因に求めるものではないということを肝に銘じておきましょう。

以上、やりたいことの見つけ方という1冊をご紹介してきました。

闇雲にやりたいことを見つけようとするのではなく、論理的に自己理解を深めることでやりたいことが見えてきます。

本著では自己理解を深めるための方法として、具体的な質問例が多数紹介されているため、手順に沿って考えるだけで自然とやりたいことが浮かび上がってくるようになっています。

やりたいことを見つけて、自分の人生をより豊かに生きることを目指してみませんか。

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