気づいたら次々と仕事が溜まっていて終わりが見えない・・・いつも時間に追われていて生活に余裕がない・・・など一つでも当てはまると思った方は、頭の“よはく”が足りないのかもしれません。今やスマホ一つであらゆる情報にアクセスできる便利な時代になった反面、情報過多で頭がいっぱいいっぱいになりやすい時代でもあります。
この2年の振り返り
2020年から書いているこのブログの記事を見て(現在は非公開)我ながら過激なことを書いているなと思いましたが、2022年、コロナまつりのそろそろ終焉を向かえるにあたり、まさにそのとおりだったなということが判明していっていますね。これでまだ○クチン打つ人ってもう自虐体質に極みかもしれませんね。
ちょっとクリーンなブログになろうということで、久しぶりに読書に勤しみご紹介してきましたが、また少しずつ書きたいことを書いていきたいと思います。このブログの右列の下の方には、もっと過激なことを書くメルマガへの登録申し込みも用意しておりますので、ぜひご登録ください(笑)
いっぱいいっぱいからの卒業
スマホ一つであらゆる情報にアクセスできる便利な時代、情報が得られるメリットもありますが、頭の中に“よはく”がないと様々な弊害も起きてしまうのです。
そこで、頭の中をシンプルにすることの大切さ、そしてそのための実践的な方法を紹介シていきます。
今の生活がキャパオーバーと感じている方、今こそ自分に余裕を持つための行動に移していきましょう。
冒頭でも触れた通り、いっぱいいっぱいの生活をしていると感じた経験がある人は多いのではないでしょうか?
一方で、そのような状況ではどうしたら良いのか途方に暮れてしまうこともあるでしょう。
ノイズに溢れた現代
情報社会に生きている私たちは、否が応でも様々な情報が必然と入ってきてしまいます。
もちろんその中には必要な情報もあるでしょうが、不必要な情報の方が多く、不確実な情報によって不安な気持ちにさせられることもあるでしょう。
そのような余分な情報により私たちの脳内は支配されてしまい、本当に大切なことや自分らしさといった自分の本質を見失ってしまうのです。
無意識にと情報が入ってきてしまうのであれば、意識的に情報を整理してあげなければ脳内はパンクしてしまいます。
”よはく”がないことの弊害
いっぱいいっぱいになってしまう時ほど、やらなければならないことが山積みなのに仕事が一向に進まないと感じることはありませんか?
特に今までできていたことにもいつも以上に時間がかかってしまうと感じ、それが更なるストレスやイライラにつながることもあるでしょう。
ただ、時間が足りないから仕事がこなせていないのではありません。
ここには明確な理由があります。なぜなら、人間はいっぱいいっぱいの状況では最大限の力が発揮できないからです。色々なことを考えたり心配したりしながら並行して作業を進めているために効率よくこなすことができず、それが更にストレスとなって負のループに陥ってしまうのです。
”よはく”の大切さ
では、頭の中に”よはく”ができると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
”よはく”は本当に大切な情報が入ってきた時に即座に反応することを可能にしてくれます。
また、急な仕事が回ってきた際にも臨機応変に対応することもできるでしょう。
決断力や行動が早くなるためにも、頭の中が常にクリアであることは重要なのです。時間や行動の効率化を図るために、頭の中は常にスッキリとさせておきたいものです。
また、本当にやりたいことを見つけ、そこに集中するためにも頭の中に”よはく”を作ることは重要です。
それは、自分らしい生活を手に入れることにもつながるでしょう。
さらに、頭の中に”よはく”があることで不安のようなネガティブな気持ちやストレスから自分自身を守ることにもつながってきます。
”よはく”を作るための【5原則】
”よはく”の重要性が理解できたところで、次は実践的な方法についてご紹介していきたいと思います。
やり方<あり方
頭の中に”よはく”を作るためには最初に「やり方」を学ぶのではなく、今の自分自身がどうありたいのかという「あり方」を定めることから始めます。
あり方を定めるための原則は以下の5つです。
- ①自分の本質を明確にする
- ②捨てる
- ③減らす
- ④自動化
- ⑤振り返り
特に⑤の振り返りは本質に気づくための一番重要な原則です。
あなた自身の軸は未来にではなく、過去の気持ちや経験に表れています。
過去の経験を振り返ってみた時、あなたがどのように感じていたのか?
心地よいと感じていたのかストレスに感じていたの等を振り返ってみましょう。
そうすると、自分がどのようなことが好きで追求していきたいのかという方向性が見えてくると思います。
「こういうことをしているとカッコ良いと思われそう」や「上司や家族から認められそう」というように外部に要因に求めるのではなく、自分が心からワクワクしてくるようなことを見つけましょう。
もちろん見つけることは容易ではありませんが、この軸をしっかり見つけることが後々大切になってきます。
軸を定めるのが難しいと感じたら「引き算思考」もおすすめです。
何をすべきか<何をしたくないかの二択で考えると気持ちはすぐに決まるのではないでしょうか?
そして、⑤の振り返りで①の自分の軸を抽出することができたら、軸にそぐわないものは捨てたりやらないという選択をしたりしていくのです。
仕事上でも必ずしも完璧を求める必要はありません。
プレゼン資料は6割完成していれば伝えたいことはきっと伝わります!無駄な作業や手順は捨てる・減らすを意識してみましょう。
ジャーナリング
一週間の予定を見てみましょう。あなたのカレンダーは予定で埋まっていますか?もし予定でパンパンだったならば、一旦見直してみましょう。
不要な予定はキャンセルし、かわりに”よはく”の時間を他の予定と同等の扱いで「予定」として組み込みましょう。
また、日曜日の夜は5分間ジャーナリングを行う習慣を取り入れてみませんか?
振り返りの時間を設けることで自分らしさを見失うことを未然に予防できる上、頭に“よはく”ができているのかを常に確認することができます。
では、ジャーナリングの3つのステップをご紹介しましょう。
- ①ノートかメモの用意
- ②5分間タイマーをセットする
- ③無心になって書き出す
5分間書き出すことはその週に起きた出来事やそれに対する自分の気持ちなどです。
無心になって書いていると、自分の気持ちを改めて客観視することができるでしょう。
Do more<Do Less
「もっと」という言葉をやめてみましょう。
仕事でも自分は「もっと」できるのではないか?と思ったことはありませんか?
もちろん高い目標を立てることによって人は成長できる面もあるでしょう。
しかし、常に「もっと」を追い求めていると次々と新しいことで頭が埋め尽くされてしまい、頭の”よはく”とは真逆の方向に向かってしまいます。
今は「より多く、より良く」という時代ではありません。
「より少なく、より良く」が可能だという発想の転換をしてみましょう。
頭の使い方
次に、頭の中をシンプルにするための方法をご紹介していきましょう。
目標を修正する
モチベーションが一番高くなるのは目標設定をした時である、と以前なにかの本に書いてありました。
目標を設定する時は、目標に対する自分の能力を過小評価してしまう認知の歪みが往々にして発生し、少々難しそうと思えることも「できる!」と思えてくるのです。
しかし、自身の能力を過小評価しているため、いざ目標に向かって努力を始めるとなかなか到達しない、、、という事態に陥ります。
そうすると、自分はできないのだ、と落胆することにもなりかねません。
また、一度決めた目標のハードルを下げるのもプライドがあるのでなかなか難しいでしょう。
しかし、本著では壁にぶち当たった時、一旦振り返ってみて目標が高すぎたり難しすぎたりすると分かったのならば修正しても良いと説いています。
目標値を下げることは決して失敗や不成功などではなく、次に頑張るための必要なステップなのです。
ゴールではなくプロセスを
何事も結果が出ないと落ち込んでしまうものです。
ゴールが決められていれば、そこになかなか到達しないと焦ったり、不安になったりとマイナスの感情で頭が埋め尽くされてしまうこともあるでしょう。
このような場合でも頭の”よはく”を取り戻すことが可能です。
ゴール<プロセスを見るという視点の方向転換によって”よはく”を取り戻せます。
例えば●●大学に合格する、というゴールを設定していた場合、そのゴールに到達するのは現実的に考えても時間がかかるものです。
しかし、1日に新しい英単語を10個覚える、といったようなプロセスに目を向けると、日々自分が努力して達成していることを実感できるのではないでしょうか?
プロセスを振り返る時のポイントは2つあります。
- ①前(将来)を見ずに後ろ(現在ないし過去)を振り返る⇛これまでの自分の行動をきちんと認めて褒めてあげよう!
- ②結果を考えずに目先の行動を考える⇛これからの行動プロセスに集中しよう!
全てに共通して言えるメッセージは、将来の未知数の結果やゴールのことを考えて頭を悩ませて頭の中をいっぱいにしてしまうのではなく、確実に振り返ることのできる”今”や行動プロセスに注目しよう、ということ。
未来のもの、未知数のものばかり考えてしまうと不安も大きくなってしまいますが、プロセスをしっかり着目することで頭の切り替えをすることが可能になり、それが結果的に頭の”よはく”を生み出すことにつながるのです。
最後に
この記事に興味を持たれた方はきっと「頑張り屋さん」が多いのではないでしょうか?その分、自分を追い詰めてしまったり、常に追われているような感覚から抜け出せなかったりするのかもしれません。
ただ、いつもの「頑張り方」の考え方を少し変えてみるだけで頭に”よはく”が生まれ、心のゆとりも時間のゆとりも生み出すことができるのです。限られた自分の時間を本当に自分が大切にしたいものや大事なことに使い、最大限のエネルギーを自分のために注ぐためにも、思考の整理をしてみてはいかがでしょうか?