【コンサル】改めて「目的」と「目標」について




昨日は、韓国のお仕事でお店のお手伝いをさせていただいた、クライアントの韓国フランチャイズ本部に加盟いただいているフランチャイジーのオーナーが家族で東京に来られたということで、一緒に夜、お食事をさせていただきました。ご支援させていた

だいた期間は短かったのですが、こうしてお声がけいただいて本当にうれしいです。

目的が明確で、欲求と結びついていれば、目標は達成できる

ヨンサン社長ファミリー

中学生になったばかりの娘さんが、日本のアニメが大好きで、日本のアニメーションだけで日本語を覚えたとのこと。完璧に通訳をこなしてくださいました。本当にありがとうございました。

目的」(日本のアニメが大好き)が明確かつ大好きなことだと、「目標」(字幕無しの日本のアニメをネットでそのまま見れるくらいの日本語を学習する)に対するアクションが明確でかつ継続が可能すね。

目的と目標のちがい

今、お客様の幹部研修を開催させていただくことになり、あらためて研修内容をブラッシュアップしています。

改めてになりますが、「備忘録」として「目的」と「目標」の違いについて、まとめたいと思います。

ビジネスや学業、スポーツ、恋愛など普段の生活の中で人は常に段階を踏みながら目標や目的に向かって行動していると思います。

何の意味もないのに途方もなくただ歩いたりはしませんね。どこかへ行く為や誰かに会いに行く為、健康の為になどなにかしら目的と目標があります。

ではその「目標」と「目的」の違いについて、この違いをしっかりと分かる人はいますでしょうか?

「目的」と「目標」は、似たような言葉ですが意味は全く違います

私も最初は、あまりよく理解ができなかったのですが、これが結構、コンサルティングを行う際に重要なポイントとなってきます。 違いは至ってシンプルです。

まず目的とは、最終ゴールを言い、目指すべき的という意味ですね。そのままですが(笑)

ですので、これをすると決めた理由や意思決定の基準が「目的」ということになります。

そして目標とは、そこに行き着くまでの過程(ステップ)のことで、また目的への道から外れないように「目印」「道しるべ」とするものです。

つまり目的を達成するためのステップということですから、「いつまでに」「どのような方法で」「どれだけ」など明確な数字や段取りが必要です。

目的が無いのに目標だけがあることはありえません

逆に言うと目標なく目的に達することはできないのです。 私はお客様である経営者にまず必ずこう質問します。

何のために経営をしているのですか?

驚くことにこの問いに対して「なんとなく」と答える経営者が多いです。目的がないのにその「なんとなく」という理由で皆さん経営されているのでしょうか…。

そんなことはないはずです。必ず目的があるはずです。私が思うに、経営者の方々は毎日同じ日々の中で、最初の頃の熱い想いがだんだんと消えていってしまうのですね。

だいたい5年以上経営をしている経営者は、この「なんとなく」経営に陥りやすいのかもしれません。

もしも「なんとなく」と答えそうになった方は、ぜひ初心を思い出してください。

創業時、または代を受け継ぐとき、必ずそこには熱い想いがあったと思います。顧客のために、従業員のために、会社のために、地域のために、自分のために…。自分が会社の経営を通じて何をしたかったのか?もう一度思い出してください。

あなたが経営者として実現したいこと、存在する理由が「目的」です。

目的と目標(手段)をとりちがえてはいけない

そしてその「目的」それこそが経営理念にあたります。しかしながらほんのたまに「お金の為に決まっている」と答えていただける正直な方がいます(笑)。

それはそれで間違いないのですが、経営において利益の大切さは、最優先事項ですね。利益がなくなると、会社自体が潰れてしまい理念も何もありませんし・・・。

ですが目的がお金になった時点で、その先の一番大事な“お客様”を見なくなってしまうのです。

少し冷静に考えていただきたいのは、お金というのは、お金事態に価値があるのではなく、その対価で得ることができる便益に価値があるということです。

何のために経営しているのか?

という問いに対し「お金の為」というのであれば次に、

儲けてどうしたいのか?

を考えてみてください。

求める者が物質なのか、安定や安心という心の動きなのか、それは人によって様々ですが、お金は目的にはならないということだけ、是非覚えておいてくださいね。

目標の立て方

目的が明確になったのならば次は目標です。目的は最終ゴールなのでブレてしまわないように一つに絞らなくてはなりませんが、それに向かっての目標は色々な角度や視点からいくつも立てられます。

目標は目的達成だけの為ではなく、モチベーションの維持のためや検証から改善を行うためなどとても大切なものです。

この目標をしっかりと伝えずに、ただただ「頑張れ」と従業員に伝えている経営者を多々見受けます。

これは、自社の従業員に、42.195キロ、闇雲に走って来い!と言っているようなものなので、お気をつけください。

目標設定をするにあたって押さえておくべき大事なポイントを紹介していきます。 まず一つ目は、目標には必ず数字を入れること。

目標はあくまで目的に向かって確実に近づいて行く為の道しるべであるので、より具体的なほうがいいです。必ず数字を入れるということをルールにしてください。

数字を入れない目標は目標ではありません。

毎年、時間を無駄に終わらせてしまう目標設定の間違い

例えば、ある社長に来期の目標を確認し、

来期は笑顔で元気に頑張ります

という目標を答えて貰ったとします。

1年後、この経営者に、今期の目標は達成できましたか?と聞けば

うーん、たぶんできたんじゃないかな…

なんて曖昧な答えが返ってくるわけです、

では来期は?と聞けば「来期は真剣な顔持ちで取り組みたいと思います」 ということでこの不毛な時間が延々と続くと思ったら相当無益な時間ですよね。

「数字」というのは、誰の目から見ても明らかという特性があります。たくさん考え方、認識、価値観があるなかで、唯一絶対的に統一認識を持てているものは「数字」しかありません。

目標設定は数値が中心

売上げを1億円にする、従業員を100名にする、1年に1店舗ずつ増やす、リピート率を20%上げる。などなど、かならず目標には数字を入れてください。

さらには、そこに日付も入れてください。そうすることによって、達成できたからできなかったかを、完全に検証することができますね。

経営は、1億の売上目標に対して、8000万円が実績であったならば、なぜ2000万円足りなかったのか?また1億2000万円で達成したならば、なぜ2000万円も上ぶれしたのかを検証して、来期の経営に活かしていかなければなりません。

営業マン出身の経営者は、目標はノルマという刷り込みがあり、なかなか目標設定が怖いという場面があると思います。しかしながら、経営差にとっての目標はあくまで「経営予測」です。

これだけがんばったら、これくらいはいけるかな…という経営者の目算ですね。達成したかどうかではなく、その後の検証材料としてぜひ、何にでも目標設定をする習慣をつけてください。

「今までやってきたこと」の延長線上で目標を考えない。

二つ目は必死に頑張らないと達成できないレベルで設定するということです。現在の自分で「できること」を基準に目標を考えない。このことを必ず頭に入れてください。

過去、できなかったという経験からではなく、未来、やりたいことを基準に目標を設定してください。

最後に三つめはすべき姿から逆算して目標を設定することです。 例えば、

一年後の収益目標 → 三か月後の収益目標 → 一か月後の収益目標 → 一か月後の顧客 → 一か月後の営業計画 → 一週間後の目標、営業計画→一日の目標、営業計画

このように目標を少しずつとブレークダウンしていくと、今現実的に目の前に見えてきている課題が分ってきます。

さいごに

もし目標が達成できずに挫折してしまったとしても、その結果にとらわれないでください。あくまで目的が重要ですので目標は「絶対に達成しなくてはいけないもの」ではありません。

結果にこだわってしまうあまりにだんだん目的や方向性を見失ってしまうことになります。

大事な事は、計画はリスケジュールしつづけることです。

なぜ達成できなかったのか、逆にこのことにより何が変わったかを考え、次回にその反省点を活かし、また何度も新しい目標を更新していきましょう。

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