【コンサル】「利益を確保する為にまずは経費削減」の間違い




利益を確保するためには、売上を伸ばすか、経費を削減するか、このふたつの方法しかありません。ここで赤字店舗が陥りがちな失敗は、売上を上げることよりも、経費の削減に走りすぎてしまうという点です。

経費削減より先に売上げアップを

売上を上げることよりも、経費を削減することの方が、簡単で、すぐに結果がでる方法なのは確かなのですが、あまりに経費削減ばかりに目がいくと、お店で働くスタッフの給与や、商品・サービスの原価を削減する方向にいってしまいます。

過度な経費削減は、スタッフや、お店を支えてくれている、取引業者のモチベーションを著しく下げてしまう危険があります。

あくまで経費を削減するのは、最後の手段。苦しくても、経営者であるあなた自身、そしてスタッフや取引業者さん一同、売上を上げる!

つまり、集客数と客単価を上げる方向に、意識付けする必要があります。

経費削減がいきすぎると・・・

ここで、悲しい事例を。赤字がずっと続いているその美容室は、お店の経費削減に目をつけました。そこで、まずは家賃の交渉を行い、そして、お店の中の無駄な経費の削減をスタッフに命じます。

そういったお店全体の努力により、経費の削減はうまくいっていました。

しかしながら、そこで、もう一度、お店の集客に力を入れることよりも、さらに削減できる経費が無いか、そう考えるようになってしまい、スタッフの人件費、または、パーマ液やカラー剤の節約に手をつけはじめました。

給与が下がってしまった結果、スタッフのモチベーションは下がり、原価を節約する結果、お客様へのサービスの品質が落ちました。

過剰な経費の削減の結果、顧客は離れ、スタッフは、ひとり、またひとりとお店を辞めてしまい、そのお店の経営は継続することができなくなってしまいました。

意外とこの事例は、いろんなお店で、発生しがちな問題です。

オールOK

経営者が、考えないといけないことは、お店と、そこで働くスタッフ、そしてと取引してくれている業者さん、そしてお客様、すべての人たちの利益です。

オールOKを目指すのであれば、過度な経費削減よりも、やはり一致団結して、お店の売上を伸ばすべきなのです。

一時的に苦しい時期はありますが、お店に関わる人たちがオールOKを目指す事によって、あなたのお店の未来の経営の安定が望める事となるのです。

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