店舗経営ビジネス塾第15回【経営の12ステップシリーズ⑤】〜あのてっぺんの赤い旗を目指せ!〜

整理整頓




※本セミナーは終了いたしました。ありがとうございました。

拙著「おかねをかけずに繁盛店に変える本」(日本実業出版社)に8年前に記載しました、経営の12ステップについて。これは、店舗商売・サービス業における経営のファクターを12個に分類し、優先順位をつけて経営に取り組むよう提言させていただいたものです。今回は⑤ステップ目の勉強会になります。

事業計画は魔法の紙

皆様は、自店の事業計画というものを立てた事がありますでしょうか?

そう聞かれると、開業時、開業資金融資のために、事業計画を立てたことがあるという方はけっこういらっしゃるかもしれません。

しかしながら、毎年、1回事業計画を立てている経営者の方は、意外に少ないのではないでしょうか?大企業では、当たり前のように毎年立てている事業計画は、中小企業でも必ず必要な経営のポイントになります。

過去を担保にする事業計画

まず、始めに、融資を受ける際に提出する事業計画と、経営において大事な事業計画とは、まったく種類が違う事を明言しておきたいと思います。

融資を受ける際に提出を求められる事業計画は、大体の場合において、過去の数字経緯について問われます。

どういうことかと申しますと、銀行などの機関は、その経営者が、本当に貸したお金を返すことができるのかどうかを判断することが仕事です。

その商売が、うまくいく、繁盛していくかどうかを見ているわけではありません。経営者の返済能力を判断しないといけないときに、未来の数字をいくら魅力的に見せても、通用しませんね。

やはり、過去その人の貯蓄経緯や、どのようにして、開業資金を貯めたのか?過去に支払いを滞ったことはないのかどうか?

そして、過去どのような仕事 を経験して、新規開業に至ったのか?こういった部分を重点的に見られます。

ですので、私は融資を目的とした事業計画を立てる場合には、過去の徹底分析か ら、将来の返済できるという信用を勝ち取るための、担保を提示することをお勧めしています。

未来を担保にする経営計画

しかしながら、本当の経営のための事業計画とは、今までにお話した融資を目的とした事業計画の立案とは、まったく異なります。

経営のための事業計画の立案は、徹底的にこれから先の未来についての数字を決定していく作業になります。

事業計画としましては、よく、短期・中期・長期と別れていますが、最低 でも毎年、中期(中小企業であれば5年後)までの計画をきっちり立てることをお勧めします。

事業計画を立てて、何かいいことがあるの?

まず、5年先の自店のあるべき姿か ら逆算することによって、4年後、3年後、2年後、1年後、半年後、3ヶ月後、1ヶ月後、15日後、明日、自分たちが何をしなければいけないのかが明確になります。

これを逆算で考えていない限り、その日その日の単なる積み重ねになってしまい、5年後のあるべきだった姿には程遠いという結果になってしまいます。

イチローみたいな天才であればまだしも、私のような凡才は、やはり、逆算で目標を立てて、毎日それを振り返り軌道修正しながら、まずは、5年後のあるべき姿を目指さなければなりません。

よく目的と目標の違いについてお伝えする機会がありますが、目的とはマラソンに例えると、ゴール42.195キロまで何時間何秒でたどり着くこと。

目標はその間、10キロ地点で何分、折り返し地点で何分、30キロ地点で何分?と中間地点での標を立てることになります。

いきなりプロのランナーでも、この計画を立てずに、やみくもに、フルマラソンを走れと言われても、なかなか走ることができないそうです。

計画を立てることの意義をはき違えない

上手な目標を立てるという事は、その人間のモチベーションにも非常に影響します。10キロ地点を少し計画よりも遅れたので、次の区間は、想定よりも 速いペースで走らないと目的を達成することができないな、など、そういった事を考えながら。

さらに、必死に走っていても目標地点がないために、一体いつになれば、ゴールにつくのか想定できないという環境は考えるだけでお気の毒です。

これは笑い話のように思いますが、店舗経営において同じ間違いを犯している経営者はとても多いのです。

従業員のための計画

経営者が運転手で、スタッフを連れて慰安旅行に向かうと決めたとします。バスをチャーターして、あなたはスタッフを載せて走り出します。

しかしなが ら、目的地を告げない、いつになれば到着するかも言わない、何のために走り出しているのか?も言わない、そうなると、乗っているスタッフは本当に不安になると思います。

経営者にとっては、慰安旅行でも、スタッフにとっては拉致です。これも経営者が陥る失敗の一つですが、やはり、同じバスにのって同じゴー ルに向かって働く仲間であるスタッフに、自店の経営計画を発表することは、絶対に必要不可欠です。

そういった目標を、スタッフ全員と共有するからこそ、そこから、そのゴールのためにどうすればいいかという知恵が生まれます

目的、目標も語らず に、スタッフに素晴らしいパフォーマンスを求めるのは、土台無理な話です。計画を立てたからといって、必ずしも達成しなければならないというわけではあり ません。1年もしくは半年などの期間に、何度も見直せばいいのです。

達成ではなく共有が優先

大事なことは、目標を達成するということよりも(もちろん達成することも大事ですが)、目標を、働く仲間と共有するということなのです。

そういうことが自然にできているお店は、スタッフも自分の使命のもと生き生きと働いています。こういったところにも、繁盛しているお店とそうでないお店の分岐点があります。

今回の勉強会では、上記の内容を徹底敵に深掘りし、参加者の皆様の心の奥底に落とし込みたいと思います。

セミナー概要

・目標設定
株式会社のルーツは、東インド会社。航海の計画に投資。
日本では、亀山社中(海援隊の前身)が始まりと言われている。
・事業計画と経営計画のちがいについて
資金調達の為の事業計画・・・会計基準と根拠(過去)
経営管理の為の経営計画・・・非会計数字とアクションプラン(未来)

・カーナビゲーション

中期経営計画は、5年後の未来から。目標・ゴールを定めるのが経営者。

・誰の為の経営計画か?

社長の考えが従業員に伝わり、社長が何のために動いているか理解をした上で、従業員が仕事を遂行する。
・NO1理論 日本2位は?
中小企業のほとんどが赤字の中、同じ中小企業でも純利益を業界平均の約「2~3倍」出している会社は存在する!!それが「1位になること」(1位とは、市場占有率26%を確保すること)
①     商品(なにを) ② 地域(どこで) ③ 営業方法(どのように)

・3ヶ月ごとに計画書を作成する

中小企業は、社長がやろうと思えばすぐに計画書を作ることは可能従業員30人以下の会社の場合、社長がやると思えば、3ヶ月でカタチを作らないとずるずる延びて計画倒れに終わってしまう。1年間で実行すべきことを10から12件くらい計画し、月で1つ2つずつ実行されていくよい。

・砂と石理論

優先順位を学ぶ

第14回勉強会の開催要項

  • テーマ:「事業計画の作成方法」
  • 日時:2016年6月21日14時開場14時30分スタート17時30分まで(その後懇親会あり
  • 講師:富田英太
  • 参加費:5000円 店舗経営ビジネス塾メンバーは無料ご招待(のちほどメンバーコミュニティーで動画公開)
  • 場所:JR中野駅徒歩1分 貸し会議室マイスーペース(ルノワール)中野北口店 東京都中野区中野5-61-2 立見ビル2階(ドリンク1杯サービス)

店舗経営ビジネス塾のご案内については、下記よりご参照いただけます。

店舗経営コンサルタント富田英太の「店舗経営ビジネス塾」

登録月(今月)は無料です!第三期募集・先着50名様まで、3000円/月で入会可能です。

この塾の詳細については!→ 富田英太の「店舗経営ビジネス塾」

さらに、無料で毎月の店舗経営ビジネス勉強会にご招待!(過去の13回28時間に及ぶ勉強会動画も見放題です!)

店舗経営ビジネス塾にご興味のある方は、下記をご覧くださいませ!

この塾の詳細については!→ 富田英太の「店舗経営ビジネス塾」

店舗経営ビジネス塾メンバー特典

もちろん、場所や日時の都合で、ご参加いただけない方には、 動画で視聴していただき、また質問などは、このビジネス塾内でお答えしていきたいと思います。

富田英太_fbカバー画像本番

この塾に参加していただいた方には、私、富田英太への様々な相談、店舗経営者同士の情報交換、月一度の勉強会への無料参加、無料視聴ができます。

客観的に視点を、自社に導入したい方は、まず「店舗経営ビジネス塾」から!

この塾の詳細については!→ 富田英太の「店舗経営ビジネス塾」

皆様のご参加をおまちしております。

過去の勉強会動画公開情報(各2時間セミナー動画)

  • お金をかけずに繁盛店に変える方法(集客編) 講師:富田英太
  • LINE@を使って繁盛店になる方法 講師:斎藤元有輝
  • 顧客満足へ繋がるコミュニケーション能力の向上 講師:金本祐介
  • 仕組み化による経営者の時間創出について 講師:加納聖士
  • 経営者の仕事とは?あらためて自社のコンセプトを考える 講師:富田英太
  • 求人広告に頼らない費用0円から出来るアルバイト募集と教育について 講師:松原英喜
  • スタッフを「自ら動く人」に変えてスパイラル状に成長させる技術 講師:長野謙
  • 小さなお店の通信販売、そのための免許について(酒販編) 講師:岩本洋一
  • 見込み客×来店率×購買率=新規客増大のための戦術テクニック(法人FAX編) 講師:水越一樹
  • 店舗経営における12ステップ勉強会第一弾「経営者の意識変革」 講師:富田英太
  • 店舗経営における12ステップ勉強会第二弾「自店の徹底分析」 講師:富田英太
  • 店舗経営における12ステップ勉強会第三弾「経営理念」 講師:富田英太
  • 店舗経営における12ステップ勉強会第四弾「ブランディング」 講師:富田英太

この塾の詳細については!→ 富田英太の店舗経営ビジネス塾

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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