【ひとりごと】眈々(タンタン)と続ける

富良野ラベンダー畑




最近、やり始めたことを眈々(タンタン)と続ける大切さを思い出すことがあり、昨日の風景写真(ひとりごと)も相まって、一つの風景を思い出しました。北海道、セミナー弾丸ツアーを行っていたときに、合間時間に寄らせて貰った、その名も「やっぱとみたファーム」というのは嘘で「ファーム富田」さんのラベンダー畑です。

有名なラベンダー畑にも苦労がありました

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それにしても美しい景色ですね。有名なラベンダー畑、ちょうど6月のシーズンにお邪魔することができ、その綺麗さに感動しました。

「北の国から」というドラマは実はほとんど見たことがないのですが、それでもこの風景は、いつか実際に見たいと潜在意識に落とし込まれていたのか、畑を見た瞬間、何故か達成感を感じたのを思い出します。

ファーム富田のストーリー

ラベンダーは、もともと化粧品の原料として重宝されており、この辺りは、ラベンダー畑を運営する農家(1時期は250戸ものラベンダー農家があったそうです)で溢れていたらしいのですが、合成香料の急激な技術進歩と貿易の自由化による安価な輸入香料の台頭で、どんどん経営が厳しくなっていきます。

周辺のラベンダー農家はラベンダー栽培からどんどん撤退していき、ラベンダー畑は、この富良野地方、そしてファーム富田さんただ一つにまでなったそうですが、富田さんは、どうしても愛するラベンダー栽培をやめたくなくて、コツコツと続けていました。

ある日、目新しい被写体となる風景を探しているカメラマンが、このラベンダー畑に目をつけ、写真を撮りに来ます。

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この写真が、国鉄のカレンダーに掲載され、このラベンダー畑の景色が一躍有名になるわけですね。

ターニングポイント

そこで、カメラマンがよく来るようになったのですが、カメラマンは、そこでお金を使うわけではないので、ある旅行者が「匂い袋」の作り方を富田さんに教えてくれたそうです。

この「ラベンダーの匂い袋」を販売して、少しでも農場経営の足しにして欲しいという旅行者の暖かい気持ちでした。

ここに訪れる人は、みんなこの「匂い袋」を購入して帰るようになりました。こうしてファーム富田はよみがえっていきます。

その後は、ラベンダーを使ったオリジナルの化粧品や、冬でも咲くラベンダーの開発に成功するなど、さまざまなことに眈々とチャレンジしています。

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行ってみてわかったのですが、現在はラベンダー以外の作物も沢山栽培していて、お土産も沢山の種類があり、飲食店もあり、博物館もありの素晴らしい観光地でした。

さいごに

もうだめだ!と思い諦める最後の一歩を踏みとどまって、逆風にむかってあと半歩!みたいな、経営って本当はそんなことの繰り返しなのかもしれませんね。

恐怖などの感情や不安は、やっていれば、いくらでも襲ってきますが、自分がどうしてもやりたいと思ったことは、コツコツとタンタンと続けていきたいと思います。

というひとりごとでした。

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