久しぶりに東京に戻ってきました!というような感傷に浸る間もなく、移動→資料作成→移動→ミーティング→移動→このブログ更新→・・・な日々は続きます。最近、本のサインは「凡字徹底」から「自利利他円満」に変更中。WINWIN=自利利他なわけで、今日は、とても説教臭いですね(笑)
自利利他の本当の意味
自利利他円満とは、自分の利益も他人の利益もどちらにもなることで、それはとても素晴らしいことだ!みたいな感じの意味なんですが、もともとは、仏教の言葉なんですよね。
でも本当は、
自分にとって善いことを追求していたら、自然に他人にとっても善いことにつながる
という意味ではないかと思うのです。資本主義、ゼロサムゲームな昨今、勝つためには、負ける側が必要である。そういう思いにとらわれています。
建前では世間のためにというものの、やはり自分がかわいい。自利自利となってしまうこと が私たちには多いのかもしれませんね。
しかし想像力を働かせて考えていくと自利自利というのは 本当に自分の利になるのかどうか、正直不明点が沢山あります。
自分のことばかり考えている人を周囲の人はどう思うのでしょうか?
結局最終的には、周囲からはしごを外されてしまう、そういう人は、いままであなたも沢山見てきたのではないでしょうか?
逆に、利他利他はどうでしょう?
人のためだけに奉仕する。人の為にと書いて、偽り。これも月並みな言葉ではありますが、やはり自らを偽り続けていくことは本当につらいことです。
いつかは心か体を壊してしまいそうですね。
結局 自利と利他がつながってはじめて円満なのです。 まず自分の利があってそれが他に利するという順番ですね。
自分が大好きなことを追求しまくったら、それが、他人のために使われるようになり、感謝が生まれ、その感謝の印が利益として還元され、儲けということになります。
心の落とし穴
いやーなかなか説教臭いですが、この、自分さえ良ければいい!他人さえ良ければいい!という考えは、結構いろんな人に蔓延している思考パターンですね。
「他人さえ良ければいい!」こういう人は介護の仕事やカウンセラー、セラピストの人に、とくに多いなといつも感じます。自分が救われてないことを、他人に投影して、他人を救おうとする自分に酔っています。
でも肝心な自分はいつも置いてけぼりです。
まず最初にしっかりとそのパターンを自覚し、まずは、自分を救うことから初めて、自分を癒してその上で、初めて、本当に他人を癒すことができるのかもしれませんね。
「自利利他円満」考えれば考えるほど、奥深い言葉ですね。