【自己啓発】「苦労も努力もしていません」という経営者たち




たくさんの経営者とお話させていただき、成功している人たちに共通する資質は一体何か?というのを考えてきました。まず共通していることは、「情熱、粘り強さ」があるということです。

なぜ苦労ではなくなるのか?

とにかく諦めないこと。失敗の都度、なにごとかを改善して何度でも再挑戦すること。それが軌道に乗るまでしつこくやり続けること。

こうやって文字にするとさらっと読めてしまうでしょうが、「諦めない」というのは実際にはけっこう大変です。

人間なんて弱いもので、成果が出ない・出にくいことを続けると割と簡単に心が折れるのです。

これも念のため申し上げておきますが、好きなこと、やりたいことを仕事にすることができた経営者は、すなわち「成功」した経営者は、なんの苦労もなくそこにたどりついたわけではありません。

大量行動は苦行ではない

私の知る限り、一人の例外もなく大変な苦労をし、大量の試行錯誤を繰り返ししています。そんな経営者のかたにお話を伺っていると、

よくもまあ、それだけの苦労と努力ができたものだな

と、いつも思います。思うばかりか、口に出して訊いたりもします。「よくもまあ、それだけの苦労と努力ができたものですね」。

すると–、ここが意外というか面白いというかなのですが–、経営者の皆さんは一様に怪訝そうな顔をしてこうおっしゃるのです。

え、苦労…?いや、別に努力というほどのことはなにも…

傍から見ていると明らかにご苦労されているし、到底真似のできない努力も確かになさっているんです。

でもご本人はそれを苦労とも努力とも考えていない。いったいこれはなぜなんだろうと考えていたら、思い当たりました。

彼にとっては、それが楽しかったからです。

あるいは、それが好きなことだったからです。

共通しているのは、楽しさを見いだす力

楽しかったから、苦労を苦労とも感じないでタフネスぶりを発揮することができた。好きなことだったから、努力を努力とも思わずに目標に向かって遮二無二(しゃにむに)前進することができた。

結局のところ、ここ(つまり「楽しい」「好き」)に尽きるのではないでしょうか。もし、それを続けることの楽しさよりも苦痛のほうがいささかでも上回っていたら、いかな剛腕経営者といえども、やはりどこかで挫折したことは間違いないでしょう。

続きは、拙著「経営者は好き嫌いで決めなさい」をお読みください!

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