【ナレスタ】情報資産の扱い方

情報について




最近、フランチャイズで開業されたクライアントから相談を受けることが多くなりました。フランチャイズ本部が最初に提示した事業計画通りに収益があがらず、本部も何もサポートしてくれない、そこで、私への相談が増えているようです。

ロイヤリティとは何ですか?

「看板代だけで、年間数百万のロイヤリティを払っているのはおかしい!」

最近の情勢としては、顧客が従来の大型店への買い物から、個店での買い物に思考が移り変わってきている、その事を「個店回帰」と言っています。

今までのように、有名な大手の看板を抱えているから信用できるとか、安心とか、そういった流れではなく、個店だから、丁寧に顧客を扱ってくれる。高齢化社会も手伝って、かゆい所に手が届くと言った小さなお店に、顧客が戻ってきつつあります。

サービス業界の特許=フランチャイズ

そういった流れの中で、私もフランチャイズに加盟して開業する事に、少し疑問を持つようになってきました。

もちろんメリットも沢山あるのですが、フランチャイズ加盟には、まず加盟金や、ロイヤリティなど、実際に自分で開業までこぎつければ、必要のない費用が、色々とかさみます。

フランチャイズ本部の本質は、もともとやっていた事業が、直営数店舗での成功を収め、ある程度の成功事例を蓄積していることが前提です。

そのノウハウを、初めて開業する経営者に提供し、その開業者のノウハウを蓄積する時間を短縮してあげる。その対価として、加盟金を徴収するというモデルです。

ホンモノが少ない

さらに継続してロイヤリティを徴収するということは、毎月定期的に、フランチャイズ本部が、指導に入り、その店舗を繁盛させつづけるだけのノウハウを提供し続ける必要がります。

私は、最近のフランチャイズ本部のサービスを見て、本当にそこまでのノウハウを提供できているとは思えないケースがすごく多いと思います。実際、フランチャイズに加盟した店舗の経営者からの相談が非常に多くなってきているのです。

ですので、何事も経験です。私がお勧めするのは、フランチャイズに頼ることなく、自分で情報を収集し、時間をかけても、ひとつずつ、繁盛店までの過程を楽しみにしながら経験することです。

その経験が、ゆくゆくは、あなた独自のノウハウとなり、いつか、そのノウハウを必要としている人たちへと発信することができます。

個人店から、のれん分けシステムへ

私のクライアントのある焼き鳥屋さんは、普通は、数千万円する開業資金を、自身が苦労した中で工夫をして、都市部でも、500万円で開業できるモデルを構築しました。そして、そのモデルで、3店舗直営で、すべての店舗を繁盛店にしました。

その経験の中で、出来あがった独自のノウハウを、のれん分けというシステムで、店内で一緒に働いてくれたスタッフに、店舗とノウハウをセットで提供するということを始めました。これが机上の空論で実践していないノウハウであれば、誰も見向きもしないでしょう。

情報格差に気をつけよう

貧富の格差、ビジネスの格差、人脈の格差と同じく、もうひとつ大きな格差が生まれつつあります。それは、情報の格差です。

人脈力を磨く目的のひとつである、「自分の知っている情報を提供し、自分の知らない情報を知る事ができる」に通じる話ですが、まず、繁盛店主になるためには、情報を発信していかなければなりません。

情報を発信する本当の目的は、実は、情報というものは、発信する人に一番多く集まってくるのです。情報をより多く集めるために、情報を発信する必要があるのです。

情報は発信しないと入ってこない?!

しかしながら、単に情報といっても、昔は手に入れるのに、苦労した情報でも、最近では、インターネットを使って瞬間的に幾らでも、手に入る時代となってしまいました。

ですので、今の時代は、その情報を使ってどのように、自店経営に活用していくかという活きた知恵が求められています。ですので、情報発信しようと思えば、

①情報を手に入れて、さらにそれを自店経営に活用するために、
②実践してみて、その結果と手に入れた
③生きたノウハウを発信していく必要があるのです。

これこそが、人脈が自然に集まっていく情報発信の肝になります。逆に、自ら出し惜しみして、情報発信を怠っていると、自分のところにも情報が集まらず、どんどん情報格差が広がってしまいます。

情報は、出し惜しみせず、発信し続けると、自然にまた、新たな情報や知恵が生まれてくるものです。最近はブログやフェイスブックなどツールがたくさんあります、「情報発信」まだ挑戦したことのない方は、是非チャレンジしてみてください。

さいごに

私は、このような情報共有の場を作っていくことがこれからの自分の使命だと思っています。

この場ができれば、高いフランチャイズに加盟しなくても、同じような沢山のノウハウを吸収し、また新たなノウハウを発信していくことができるようになります。

フランチャイズの仕組みに変わるシステムを作っていきたいのです。

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