コーチングを勉強していたのは、いまから10年前。コミュニケーションの基本として心がけているのですが、これは他人に対する質問ではなく、自分自身に対する質問により自己を啓発していく素晴らしいテクニックだと感じています。
立ち止まり、内観する
状況がとても良いときはとくに意識することはなくても、自分にとって状況が悪いときに、改めて、自分に対する質問、そして客観的に自分を捉えることによて無意識に沈んでいた火事場のクソ力を引き出すことができます。
私が私自身にする質問はとくにこのようなものです。
最高の質問
「この出来事から得られる、贈り物はなんであろうか?」
力を生み出す質問
- この状況におけるギフトはなんだろうか?
- ここから何が学べるだろうか?
- 他のどのような方法があっただろうか?
- 最悪の場合、私はどうなるのだろうか?
- 私はそれに対処できるだろうか?
- どうしたら、もっとよくできるだろうか?
- どのようにこれを活用できるだろうか?
- このように感じるためにはどのような行動を起こせば良いだろうか?
- 私はどんな信念をもっているだろうか?
- 私はこの瞬間、何を感じているだろうか?
- 私は今、この瞬間、全力で努力しているだろうか?
- どうしたら、今この瞬間に全力をつくせるだろうか?
セルフコーチングを行う事によって、内観し、自動的に感じる感情に振り回されず感情をコントロールし、出来る限り冷静な判断をしていけるように心がけています。
人生の課題はより良い人生を生きるためのステップにすぎない
自らにとって良くない状況とは、自分自身がより成長するために、自分自身が間違い無く引き寄せている言わば、人生の課題。
逃げれば、また大きくなって後に立ちはだかり、できるかぎり、いまの時点でその課題が発生することの本質に気付き、少しでも対応していく。
そして本当にダメだったら100点を目指さず、70点あたりで、逃げでもいいと思います。後ほど、また30点をクリアするための課題が現れてきますが、その時にまた向き合う。
完璧を目指すとどこかでまたひずみが生じてそれなりの課題がまた押し寄せてくる。
70点クリアした自分を自分で褒めて、30点の課題に備える。
備えるということは、リスクを認識して、リスクを取りにいき、そのリスクヘッジの準備をすることで、そのこと自体が、自己成長に繋がる。
組織が小さいうちは、社長の器がすべてでその心理面を克服して成長していけばいくほど事業も安定していく。そういう状況をいままで沢山見てきました。
過去は変わらないけど、「過去オール善」と決めてしまう。あとは、未来と自分を変えていくしかない。
一種見方を変えれば、そうやって向き合いつづけて成長していくことは、自分の人生において本当に幸せなことだと思います。