【コンサル】海外企業支援




去年2013年9月から、およそ一年。海外で企業支援をしています。通訳を通しての経営指導は、本当に大変ですが・・・

国民性・文化の違い

2010年から、ベトナム、中国、タイ、台湾と現地日本企業の経営支援をしておりましたが、今回は、現地企業の支援となりました。この一年間、韓国企業に月二回お邪魔しております。私の支援内容は下記の3点です。

  • フランチャイズ本部SVの教育
  • 加盟店経営者への研修
  • 加盟店舗の売上改善

世界各国に約2500店を有する企業です。

やっぱり「鶏口となれども牛後となるなかれ」

業態としては、フライドチキンがメインです。韓国では、数年前まで、チキン業界では、ダントツのシェア一位だったのですが、現状は、3位くらいに甘んじています。

原因は、やはり、業態を特化せずに、レストランや様々な料理が食べれる総合飲食店を目指しだしたところにあるのではないかと思っています。

もともと、日本と違い、韓国の飲食店は、いろんなものを食べれる方が人気があったのですが、徐々に、日本と同じように、専門店の方が、集客できるようになってきたんですね。

日本の飲食業界の歴史をたどる

また大勢でご飯を食べる習慣がある韓国ですが、こちらもだんだんとお一人様メニューが流行りだしてきました。恐らく食文化としては、少しずつ日本よりになってきた、というか、日本の飲食業界の歴史を追ってきている幹事ですね。

(ちなみに、日本の飲食市場19兆円、韓国は7兆円規模だそうです)

大企業病

海外戦略と、国内戦略を明確に分けて計画を練らないと、日本でもよくある大企業病にかかってしまい、フットワークが悪くなり、時代の流れに取り残されるという危機感を抱いています。でもあくまでアプローチは人材教育からですので、どこまで戦略立案まで関われるか分からないですが、奮闘していきたいと思います。

日韓関係の冷え込み

日韓関係の冷え込みを肌で感じています。私は、日本人ですので、やはり韓国に行くと相当な価値観、文化の違いにぶち当たります。また個人の感情では正直、いまの時期に韓国企業の支援をさせていただくというのは、抵抗がありました。

しかしながら、これも「ご縁」ですね。先方もいま、日本人を呼んで指導を受けるというのも、抵抗があるに決まっていますが、それでも家族のように扱ってくれます。

距離が近いので余計に、口げんかも多いですが(笑)これも1つの経験として、また、やるからには、絶対成果をあげるというコミットのもと、もう少し頑張っていきたいと思います。

期待しつつ、できることをやるのみ

ということで、本日から30日の夜まで、韓国です。今年の後半は少しだけ、日韓関係が良い方向に行きそうな兆しがありますので、そこに期待しつつ、でも民間同士は、もっとどんどん協力し合っていきたいものです。

「人事を尽くして天命を待つ」 ですね

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