【ひとりごと】懐かしい話に花を咲かせる時もあっていいんじゃないか




この12年間を振り返って、ひたすらに思う、良くやってこれたもんだなと。ってこんな感じではじまるとまた、弱音とかやつに言われるかもしれない。29歳で出会って同い年。この12年でお世話になりっぱなし、このブログの製作者兼名付け親を紹介しよう。

いろんなところで揶揄されてますよ

ということで、クライアント先に訪問するたびに、「やっぱとみた〜!」「やっぱすきやねん!」と歌ってくれる状況になりました。感謝です。

はやしごと、とか、いちえんだま、とか、そんなんがよかったのに、なぜか「やっぱとみた」

その理由が以下より明らかになります。私本人はすっかり忘れておりました。

そんなえらそうなこと言った覚えない!んだけど、けっこう覚えてないことを口走っているようです。とにかく、懐かしいのは「秘宝伝」(笑)そういうことはよく覚えてますね。

近いうちに、出演希望!

ちょっと話はかわりますが・・・

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「読書尚友」トークルームへのお誘い

「読書尚友(どくしょしょうゆう)」とは?

「読書を通じて古の聖賢を師とする」の意です。

吉田松陰の「子規七則」の中にある言葉を抜粋しています。

「人古今に通ぜず、世間を師とせずんば、則ち匹夫のみ。読書尚友は君子の事なり。」

歴史に通暁せず、聖人賢者を師と仰がなければ、人は即ちつまらぬ凡人となってしまう。書を読み友を尚とうとぶことは、立派な人の第一に心がけである。

致知出版社 代表 藤尾秀昭 様より。

読書は文字通り、本を読むことですね。
尚友は聞きなれない言葉かもしれませんが、
辞書をひくと、上代の賢人を友とすること、
古人を友とすること、という説明があります。

尚友の原典は『孟子』(萬章章句下)に出てきます。
味わい深い文章なので、
原文に当たってみたいと思います。

『孟子』萬章に謂(い)いて曰く
……孟子が萬章という弟子に言うわけですね。

一郷の善士は、ここに一郷の善士を友とす
一国の善士は、ここに一国の善士を友とす
天下の善士は、ここに天下の善士を友とす

一郷村で善士、即ち才徳の優れた人は
その郷内で自分に相応しい人を友とする。

一国内で才徳の優れた人は
やはり同じ国内で優れた人を友とする。

天下での優れた人は
やはり天下で優れた人を友とする、ということです。

人はそれぞれの器量に応じて友を選ぶということですね。

この後、原文はこう続きます。

「天下の善士を友とするを以(もっ)て
未だ足らずと為すや、
又古(いにしえ)の人を尚論(しょうろん)す。

その詩を頌(しょう)し、その書を読むも
その人を知らずして可ならんや。
是(ここ)を以てその世を論ず。
これ尚友なり、と」

天下の優れた人を友としても、
まだ満足のできない時には、
さらに昔にさかのぼって、
古の人を論究して友達とする。

ただ古人の詩を吟(ぎん)じ、その著書を読んでも、
作者の人物を知らないではいけない。

だから、その古人の活動した時代を論じ
明らかにしていかねばならない。
これが「尚友」――、
即ち古にさかのぼって
古人を友とするということである、
と孟子は言っています。

吉田松陰はこの尚友論に感銘を受けたのでしょう。
ここから「読書尚友」の言葉を作り、
甥の玉木彦介に
「読書尚友は君子のことなり」
の言葉を贈っています。

自らを立派にしようとする人物は読書を通じて
古の聖賢を友として学ばなければならないということです。

思えば弊社も仕事を通じて、
実に数え切れないくらいの尚友との出会いをいただいてきました。

古くは孔子、釈迦、道元、佐藤一斎、二宮尊徳、
現代では松下幸之助まで数えあげればきりがありません。

生前のその人たちには一度もお会いしたことはありませんが、
その残された書物を通じて、
多くのことを教えられてきたという思いがあります。

今回はその中の一人、
二宮尊徳について触れておきたいと思います。

尊徳の『二宮翁夜話』は
古来、多くの人に感動を与えてきた本です。
私自身も佐々井典比古氏の訳になるものを
折にふれ愛読してきましたが、
その佐々井訳になる『二宮翁夜話』を
昨年8月に関係者のご承諾を賜り、出版させていただきました。

長年、夜話を愛読してきた者として、
これほど嬉しいことはありません。

その夜話の中に
私が読むたびに背筋が伸びる思いのする一文があります。

「予(われ)、不幸にして、
十四歳の時父に別れ、
十六歳のおり母に別れ、
所有の田地は洪水の為に流失し、
幼年の困窮(こんきゅう)艱難(かんなん)、実に心魂に徹し
骨髄(こつずい)に染み、今日猶(な)ほ忘るる事能(あた)はず。
何卒して世を救ひ国を富まし
憂(う)き瀬に沈む者を助けたく思いて勉強せしに
計らずも又、天保(てんぽう)両度の飢饉(ききん)に遭遇せり。
是において心魂を砕き、
身体を粉にして
弘(ひろ)くこの飢饉を救わんと勤めたり」

幼少期になめた辛酸が何十年たった今も
心魂に徹し骨髄に染みて忘れられない、
という。それほどの艱難であり
辛苦であったということです。

しかも二度と
自分と同じような思いをする人を出してはならないと思い定め、
今も身を粉にして働いている、というのです。

この一文に触れるたび、
身がひきしまる思いがします。
読書尚友の道は
自省自修を促す道でもあるようです。

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