最近フェイスブックを見ていると新幹線グリーン席に乗ってますアピールが多いと思うのは気のせいでしょうか?自慢ですが、私は基本グリーン席には乗りません。今自転車で移動している知人がいるなか、私としては、夜行バス移動が最高なんですが、残念ながらどうしてもの理由で新幹線普通席に乗車します。決してグリーン席がうらやましくて書いているワケではありません、あしからず。
足並みが揃うわけが無いことが前提
飛行機のファーストクラスならまだしも、新幹線のグリーン席に乗ってるアピールって大したことないような気がするのですが、それはそれで皆さんそれぞれの価値観があり、皆さんの足並みが揃うなんてことはまず無いですよね。
という無理矢理なつなげ方をしながら、フランチャイズ加盟店への支援と商店街の活性化支援は、基本同じだなという話に行きたいと思います。
加盟店社長の4つのタイプ
フランチャイズ企業の支援の中で、そのフランチャイズの加盟店社長に対する支援計画について立案する際に気付いたのですが、これって、地域活性化や商店街の活性化支援の際もまさに当てはまるので、ここに備忘録として残しておきたいと思います。
これは、フランチャイズ加盟店経営者を4つのタイプでわけてみました。
- 本部のやり方に文句を言いながら行動しないタイプ
- 本部のやり方に従わないが行動するタイプ
- 本部に依存して行動しないタイプ
- 本部のやり方に従い行動も起こすタイプ
一番が最悪、4番が最高です。フランチャイズ加盟店の経営者は、普通の創業者と違って少し依存的な傾向があります。己が経営者であり、決断と責任はすべて自分がとらないといけないという自覚が無い経営者が多いのが実情です。
1のタイプから4のタイプに経営者の意識変革をしてもらわないといけないのですが、これがなかなかに一番難しいわけですね。
すべての経営者に同じ経営支援を行いたいのはやまやまですが、学校の授業と同じで、どうしても賢愚、素直ひねくれ、真面目不真面目の差がでてしまい、教えるレベルを変える必要がどうしてもあります。
経営者の意識レベルを計る質問
まずは、下記の質問を行い、経営者の意識レベルを確認する必要があります。
- なぜ独立しようと思ったのか?
- なぜこのフランチャイズを選んだのか?
- 何のために経営しているのか?
- 本部に対するクレームはないか?
- 本部に対する要望は無いか?
- これからフランチャイズの経営を通じてどんなことを実現したいと思っているのか?
この質問をすれば、だいたいの経営者の意識レベルがわかります。
- 生活のために仕事をしているのか?
- ビジョンや目標はあるのか?
- 本部に対する考えや、ただ単に文句や口だけを言っているのか?
- 全体の改善案を提案してくれているのか?
などさまなざな事がわかります。
支援者は担当店舗の中から、上記4つのタイプの中から、重点的に支援していく店舗、そうでない店舗の優先順位をつけます。
右上ほど、支援難易度は低く、右下が一番、支援難易度は高い。難易度が高い店とないます。重点的に優先順位の高い店舗の売上改善を行い、その実績は他の加盟店経営者に伝え続ける。
意識レベルが低い経営者も、他者の成功事例を聞くことによって自分もできるかもしれないという意識が生まれます。
さいごに
商店街や中心市街地の活性化も同じで、全員が意識レベルが高いわけではありません。危機感を持っていない経営者も沢山含まれています。
一致団結は難しいので、まずは、危機感や意欲があり、経営者意識レベルの高い社長がいる店舗から順番に結果を出すようにして、他の店舗をその気にするという支援順番がとても大事だと考えています。
フランチャイズ加盟店も商店街の活性化支援も、縁無き衆生は度し難し(縁がない人を助けることはできない)。まずは、成功事例を創出できやすい店舗から支援を開始することです。