【ひとりごと】いまここを生きる




自分の人生の経営者は?と15年前に質問してもいただく事がありました。当時経営者ではなかったので、自分の人生を主体的に生きるという考え方があまりに乏しかったように思います。言われたことをやって、自分がやった責任は、会社が取るということが当たり前でした。

自分の人生の経営者は誰ですか?

でもこの質問をしてもらったときに、ふと感じたのは、今までの人生で起こる全ての事を他人の責任にして生きていて良いのだろうか?本当はもっと自分らしく生きることができるのではないかと。

それ以来、生きるということはより厳しくなったけど、全てが自分の選択と責任だったということが、自分の人生の中で唯一プライドを持てる事になったのです。

でも少し勘違いしてしまったのは、自分らしく生きるということと、承認欲求の違いに気づけなかったことです。

誰かに認められたい、誰かに褒めて貰いたいという承認欲求によるモチベーションは、一度でもマイナスに向かうと、認めてくれない他人への攻撃性に変貌するということです。

どう生きたいのか?どうありたいのか?どうあるべきか?

いかに自分自身が他人と比べることなく、他人の価値観に嵌ることなく、自分自身が自分らしく生きるために。そう思い込み、それがどんなわがままな事でも、他人の感情を優先せず、通してきました。

自責の罠

頑張れば頑張るほど、自分自身は孤立していき、こうあるべきだ!と我を通せば通すほど、周囲の大切な人がいなくなっていくという現実も、自分自身が選んだ道で後悔は無いと思い込むようになっていました。

本当は沢山の大好きな人たちと共に、やりたいことを沢山実現していくことが自分の最大のモチベーションだと分かっているのに、現実はうまくいかないことを、自分自身の責任だと言い聞かせながら、心のどこかで自分をわかってくれない他人のせいだと責めていました。

自分では本当に認めたくない自分自身の汚い部分ですが、自分自身を承認するということは、その汚い部分に感謝し謝罪し許し愛するという4つの行程があり、最後は、その思いにを通じて他人に対する期待と欲求を手放すということだと思います。

心の動きと習慣に目を向ける

私は人生が楽しいと思ったことがほぼありません。人生は苦しいものだと思い込んでいます。人生が楽しい!と言う人には、うらやましくもあり、またそんなことないよってどうしても反論してしまうのです。

そういった心の動きは習慣化されてしまっているので、なかなか自分自身で気付く事ができません。習慣化する前にそう思い込んだ原因と向きあわなければなりません。

よく経営者の心の状態と深度とレベルに業績が比例するとお伝えしています。私の最初の挫折は、業績がよくても誰も人がついてきてくれない事に対する憤りでした。

内面と外側は合わせ鏡ですので、良いように見えた業績も一瞬のうちに赤字転換し、自分一人では何もできていないことに気付きます。

自分を責めるだけなら猿でもできる

そんな事をずっと繰り返しながら、また同じ事をしてしまったとやはり自分を責め続けます。しかしながら経営者は自分に責任がすべてあるということに気付いています。

ですので、多くの場合は自分の心を改善することから逃げて、結局は自分を責めることしかしないのではないかと思います。

反省ならば猿でもできる」というキャッチは本当にもう古くなってしまいましたが反省ではなく、自分を責めているだけのうちは、やはり逃げているということとあまり変わりが無いことなのかも知れません。

結果を変えるために内面と向き合う

よりよく生きたいという想いを実現するために、生きにくい現実を変えて行くためには、まず自分の内面と向き合っていかなければならない。

それはとても苦しいことですが、特に経営者は外面に心の状態が現れやすい直結した職種なので、そのことに気付く事ができるのが早くなるのではないかと思うのです。

最近特に同年代の経営者の方々や後輩の経営者の皆様と接する機会が増えています。

もし明日自分の時間が終わるとしたら、自分は何を伝える事ができるのか?何を残せるのか?

長期計画を立てると同時に、今という現実を、今ここで生きるということ。

いまここで、今日も何かひとつでも良い影響を与えることができるように、計画立案について今までのたくさんの失敗経験と成功体験から自分が等身大で伝えれることを伝えてきたいと思います。

さいごに

沢山の影響を与えてくれた沢山の経営者の皆様とそこで働くかけがえのないスタッフ、同志の皆様に今日も本当にありがとうございます。これは本当の本音です。

今日で3回目、いよいよファイナルですが、今から自分ととても縁の深い、そして毎回暖かく私を迎えてくださる鳥取の経営者(青年部)の皆様とかけがえのない時間を共有してきたいと思います。

拙い独り言でしたが、最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

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