【ひとりごと】ご縁は、相手の役に立つことから始まる




昔、私は人脈とは名刺の数だと思い込んでいました。どれだけの人を知っているかが大事だと幻想にとりつかれていたのです。しかしながら、1度出会ってそれきりの名刺の束を前に、役立てるための人脈とは、数ではなくて質であるということに気づきました。

縁の広がりの原点

私自身が、どれだけ他人に貢献できるか?名刺の数など、何も役にたたない。私自身が、貢献出来る人間にならなければならないということに気づいたのです。

待っていても始まりません、ギブ&ギブの精神が必要になります。私が、受身から、主体的に変わった瞬間でした。

それ以来、ただ単に名刺交換するだけの会には、参加しないことを決意しました。 私は人の役に立って、1円でも稼ごうと思った時に、まずコンサルタントとして活躍されている方の、名刺のリスト入力の仕事を請け負うことにしました。

千里の道も一歩から。数段飛ばしはできないのが信頼関係の構築。

その方は、コンサルタントとして、メールマガジンを配信されていたのですが、その方が、さまざま顧客と始めて出会った時に名刺交換をします。

その名刺をリスト化して、メールマガジンの読者に登録すると、読者数が増えるのですが、名刺を逐一入力していくのは、大変な作業で、そのコンサルタントの方が困っている事の一つでした。

私は、その方と出会ったのはセミナーだったのですが、その懇親会で、名刺入力についてお話しているときに、ぜひ私にリスト化の手伝いをさせて欲しいとお願いしました。

私は一枚10円という対価で、この仕事をいただくことができました。

私の目的は、まず、 相手が困っていることで、自分ができることをして、1円でも稼ぐということでしたので、この時にもらう費用は、特に深く考えてしませんでした。

名刺入力の仕事を始めてから、このコンサルタントの方のメールマガジンをよく読むようになりました。

返報性の法則

たくさんの読者がいて、その中で、様々な情報を無料で提供していることに、感動しました。

しかしながらひとつの疑問が頭に浮かびます。無料でこんな情報を送ってしまったら、いつお金を取ることができるのだろうか? そのコンサルタントに質問してみました。

そこで答えてくれたものは、「返報性の法則」と言われるもので、人は、何かをしてもらうと、何かお返しをしないと気持ち悪くなってしまう習性があるということでした。

しっかり情報提供していれば、かならず、多くの読者の中から仕事の依頼が入ってくるから、情報は出し惜しみしてはいけない、と教わったのです。

なるほど、まずは情報提供から始めるということか!と気づき、自分で無料できるブログを作成し、そこで、自分の知っている知識を書く事から始めました。

当時、ほとんどアクセス数もなく、閑散としたブログでしたが、この行動をきっかけに、奇跡が起こり始めます。

奇跡は必然なのかもしれない

そのコンサルタントの方が、ブログを見て下さり、自身のメールマガジンのひとつのコーナーに寄稿しないか?と打診してくれたのです。

それ以来、名刺入力だけではなく、メールマガジンの文章を寄稿させていただくことになりました。

そのメールマガジンの中で、私のブログも紹介させていただき、アクセス数が飛躍的に伸びたのです。

そこで、私自身のメールマガジンを発行することになり、今では、合計一万人を超える読者に支えられているメールマガジンとなりました。

さいごに

何か大きなことをしなければならないとか、相手が喜んでくれないと意味がないとか、あんまり考えて動けなくなる必要はありません。

人脈形成は、名刺の数ではなく、どうすれば相手の役に立つことができるか考えること。そこから、ほんの少しのギブの積み重ねが、未来を開くことにつながります。

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