独立開業にあたって、まず1番最初のハードルは、なんと言っても開業に必要な資金の調達方法についてだと思います。 この最初の最も大きなハードルをいかにして超えるか?悩みの種ですね。
コツは経営者と給与所得者の意識の違いを知ること
ポイントは、会社から給与をもらっている時の感覚ではなく、あくまで自分が経営者としての視点を身につけるところから始まります。
何かしらビジネスでの儲けを考えるときには、かならず、 投資と回収という言葉を覚えておかなければなりません。
ビジネスとは、何を投資して、お金にして回収するか?ということが基本の考え方になります。
サラリーと事業利益の違い
もちろん、会社員でもそれは同じ事で、サラリー(給与)をもらう為に、サラリーマンは、自分の時間を投資して、お金を得ているということですね。
では、会社員ではなく、経営者となるには、時間を投資するだけでなく、資金を投資するという感覚を持たなければなりません。
会社員と経営者の徹底的な違いは、そこにあるのかもしれませんね。
人は、時間よりも資金を投資することの方がリスクが大きいと感じています。
しかしながら、経営者は、お金よりも時間を浪費することの方がリスクが大きいと考えています。
まず、この感覚を身につける事から始めて、開業資金をどう、捻出するのかを考えていかなければなりません。
開業資金には、2種類ある
まず開業資金がどれくらい必要なのかを、調べないといけません。大きく分けて、開業資金は、この二つの種類になります。
- 設備資金
- 運転資金
まず、はじめに設備資金とは、不動産の契約金や、お店の設備に関わる費用、その他の備品などなど、形のあるものに投資する資金の事を設備資金と言います。
かたや運転資金とは、日々の仕入れや人材採用の為の費用や広告費用、人件費などの運営を始めてから必要になる資金の事を言います。
運転資金を用意しなくてはいけない
理想を言えば、開業当初から売上が上がり、月初から利益がでればいいのですが、なかなかそうもいきません。
開業し始めたころは、認知してもらう為の時間もかかり、いきなり売上があがるというケースは非常に稀です。
開業してから、運転資金が月額でいくらくらいかかるか?を調べて、開業当初3か月から半年は、売上が上がらなくても持ちこたえるくらいの運転資金を用意しておく事をお勧めしています。
投資回収期間は、最低5年以内
あなたが開業するためには、設備資金と、運転資金の観点から、どれくらいの資金が当初必要になるでしょうか? 「1000万円」「2000万円」「300万円」はたまた「1憶円」?!などなど、最初にかかる費用は、それぞれ本当に千差万別ですね。
しかしながら、どんなビジネスでも、投資した金額以上の利益を回収しなければ意味がありません。
ここで大事なポイントは、投資した金額を、いつまでに回収するかです。
売上から経費を使った後、残るお金が、毎月どれくらいの金額になる見込みか?
流行が、早く流れていく現代では、ひとつの業態は、10年も20年も続く事は考えられません。
最近では早ければ、3年も同じお店が持たない可能性もあります。
こういう時代では投資回収は、でいる限り早くしなければなりません。5年に1度は、業態やコンセプトを変えるぐらいの気持ちで、3年から5年で初期投資を回収できるように最初から事業計画を立てましょう。
投資回収の基本的な計算
1800万円の初期投資でお店を始め、毎月30万円の利益が残る場合、30万円×60カ月=1800万円 なので、5年で回収できます。
もちろん、5年間ずっと利益が一定で残るわけではありませんが、平均で約30万円月の利益です。
900万円の投資であれば、約15万円の利益ですね。 投資したお金を3年から5年で回収する。それを創業の最初の目標としてください。
開業資金を作る為の3つの方法
それでは、開業資金を手に入れる為の3つの方法についてお伝えしたいと思います。
- 貯金
- 融資
- 出資
もちろん、①貯金は、当たり前ですね。ある程度の自己資金はやはり必要です
②の融資は、お金を借りること、
③出資は、開業資金を他人に出資してもらうことになります。 それでは、どのように開業資金を作るのか、また後日、このやっぱとみたでお伝えしていきたいと思います。
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