10年以上前まで、毎年雪山にスノーボードに行ってました。運動神経の悪い私でも唯一高校から続けているスポーツでしたが、コンサルタントとして独立してから、行く機会がなかなかとれません。ふとそんな思い出から当時考えていたことをおもいだしました。
大丈夫、まだまだ行ける!
ずっと自己流でやっていたスノボですが、一応ハーフパイプをちょっと飛べるくらいまで成長しました。
いつもスピードがでると、気持ちがちょっとびびりモードになると、自然に腰が引けて、こけてしまうということが何度もありました。
チョカッコウで急な坂を滑るときも心の中で「大丈夫、まだまだ行ける!」って自分を励ましながら(笑)体重を前の方に持って行くと、安定して滑れます。
しかしながら、ちょっとでも腰が引けると、すぐバランスを失うのです。
司馬遼太郎の「龍馬がゆく」にも坂本龍馬が、
男なら、たとえ、溝の中でも前のめりで死ね
という言葉を言って居ましたが、龍馬は結局、本当に、畳の上でしたが、暗殺される際、前にうつぶせで亡くなっていたそうです。
仕事でも同じで、いろいろとある仕事量に少しでも腰が引けると、どんどんプレッシャーに飲まれていきます。
小さな不安が、大きな不安を呼び寄せていきます。どれだけ大きな壁が立ちふさがっても、徹底的に重心をさらに前に向け、決して腰をひけず、目を見開いて、その課題にのめり込めば、自然と安定して、その壁を乗り越えることができるかもしれません。
困難にぶつかったとき、いつも龍馬の声と、あのときの雪山での感覚を思い出します。
- 仕事に追われるか、追うか?
- お金に追われるか、追うか?
- 人生に追われるか、追うか?
すべては、私自身の心のありようから生まれます。たまには、大きな尻餅着いて、悶絶するのも楽しみのひとつではありますが、仕事は、いつも前のめりでいきたいと思います。
ふと雪景色を思いながらのひとりごとでした。