当時、暗中模索・試行錯誤を繰り返しながら、2冊目となる著書を出版させて頂きました。当時の編集担当の岩崎さんは、業界でも有名なある意味、とても厳しい編集者。私からとことん引き出すために、厳しい指摘が最後の最期まで続きました。今では愛だと気付いています(笑)
経営者の条件(繁盛店主版)
処女作「お金をかけずに繁盛店に変える本」は、私のコンサルティング経験の全てを書き尽くしたと言える、想いを全て叩き込んだ、自身でも良い出来だと自負できる作品でした。
そして、2冊目。 前著の原稿を書き上げてから2年間。周囲の方に支えられながら、2年前以前とは比べ物にならないスピードで私の環境も変化し、そして、コンサルティングの経験も加速度的に積み重ねる事ができました。
しかしながら、その分葛藤も多く、
- 前作よりも良い作品を書く事ができるだろうか?
- 新しい本は、店舗経営者に受け入れてもらえるだろうか?
そう悩みながら半年かけて完成した作品です。
日頃から、
他人の事は分かるけど、自分の事はよく分からない
と、お伝えしてきたかと思います。 どうしても客観的に自分を捉えることは難しく、 それは、感情が邪魔してしまうのが原因なのですが、 この二冊目の著書についても客観的に良いか悪いか判断しかねます。
最高の出来です!!
と言えればいいのですが、 自分の中では、正直、よくわかりません。 ただ、今の不況と呼ばれている環境下で、
- 経営にとって何が一番大事か?
- 経営者にとって何が一番必要か?
- 中小零細企業において何が一番重要なのか?
上記の問いに対して、あの2年間、考え、出した答えが、「経営者自身のあり方」 でした。
すべては、経営者次第
ランチェスター経営で有名な竹田陽一先生の言葉に、 従業員100人までの企業において、 その経営成果は、99%経営者の、 意識・能力・言動によって左右される。
とあります。私も本当にそう思います。 繁盛している経営者とそうでない経営者。 この違いについて、コンサルタントとして、 徹底的に分析してみることは、とても意義のある時間でした。
そして、ただの分析ではなく、繁盛している会社やお店の経営者になるための方法も含めて、 この本に、想いと共に思いっきり書き尽くしました。
2冊目の本も、やはり分厚い本になってしまいました
文体もまた、なめらかに読める文体ではなく、 教科書チックで、正直、読みにくいところもあると思います。
しかしながら、 さすがに、ドラッカー先生の「経営者の条件」とまではいけませんが、 2作目も、当時の私と私のクライアントの経営者様の、 汗と涙の結晶となったのではないかと思います。
1000店を黒字にしたプロが初めて明かす、 繁盛店主「7つの教え」
著:富田英太(ビジネス社)
さいごに
現在の商売において、私は最も適した最高のやり方を、選択しているだろうか?
今のやり方は、最も良いアプローチ方法なのだろうか?」上記の質問は、自店の経営に革新をもたらす、 経営者自身に対する最初の質問だと思います。
私自身も今日から、また新たに、 この質問を自分自身に投げかけながら、 繁盛店主に負けないように、日々精進していきたいと思います。