【コンサル養成】スマートさって必要あるんですか?




コンサルタントとして独立した当時、26歳~27歳くらいの間でした。まだまだ若造です。20代前半は、少し名の通った会社に勤めておりまして、それなりの営業成績を残すことができました。 しかしながら、独立したのち、自分で立ち上げた会社は、すぐに倒産の憂き目に立ち・・・

やってよかったなとおもう苦労

しかしながら、独立したのち、自分で立ち上げた会社は、すぐに倒産の憂き目に立ちさらに、親族が経営する会社も、継いですぐに、立ち行かなくなり3年弱で合計2社の会社を潰すことになります。

本当に失意のどん底でした。経営者に憧れていたし、自分は何とかなると根拠のない自信を抱えていましたが、見事にその自信は打ち砕かれました。

しかし、今思い返すとよくわかります。その根拠のない自身は、サラリーマン時代の営業力を過信しただけのものであったことを

勘違いの本質

 

私は、自分の営業力はすごいと思っていたのですが、本当の意味ですごかったのは、私が働かせていただいた会社の看板の威力だったのです。

20歳そこらの若造でも、その会社の名刺を切れば、ある程度の役職の方でも、話を聞いてくれます。  

私を信用していただのではなく、会社を信用してくれていただけなのです。

この手の話は、よく聞くと思いますが、大手に勤めていた人間ほど、独立してまもなくに失敗するケースがあとを断ちません。

独立してからは、早い段階でその自分自身の自信錯誤に気づく事が成功への近道になります。

やるしかないという開き直り

まったく自分の能力に自信を無くした私は、コンサルタントとして再度独立を決意するも、どちらかと言うとやりたかったということより、何とかして食べていかなければならないという強迫観念で動いていました。

なんども、中途採用の情報に目を奪われ、もう一度会社員の道に戻るべきではないかと自問自答しました。

しかしながら、あと1日だけでも頑張ろうと、踏みとどまりながら、経営者になる憧れを捨てきれずにいました。

ともかく自分で食べて行かなければならないという状況では、自信があるも無いも、へったくれもありません。  

飛び込み営業も悪くない

とにかく仕事を取らなければならないと、サラリーマン新入社員時代に、山のように実践した飛び込み営業を再度やってみるしか、現状を打開する方法がみつからなかったのです。

私は、人見知りで、とても緊張する性格だったので、この飛び込み営業が本当に苦痛でした。 それでも、震える足を無理やり前に出して、1店舗ずつ、飛び込みを始めました。商品は当初、美容室向けのコンサルティングノウハウしかありませんでした。

経営と言っても、まず美容室の売上を改善するために、スタッフのモチベーション管理や研修から、販売促進のノウハウを提供しようと考えました。

1件ずつ飛び込みしながら、

  • 「オーナーはいらっしゃいますか?」  
  • 「私がコンサルティングして、この美容室の売上を改善します!」

皆様が、もし美容室オーナーだったとして、どこの馬の骨かもわからない若造が、経営を教えてあげると飛び込み営業に来たとしたら・・・どんな対応をしますか?

想像どおり、完全に門前払いです。中には、

「うちは大丈夫だけど、お前は大丈夫か?よかったら、バックヤードにサンドイッチが残っているから、食べていくか?」

と、暖かい?!言葉をかけていただくこともありました。

今思うと、楽しい毎日でしたが、当時は悲壮感たっぷりで、どうにかこうにか、契約してもらえないかと、最後はお願い営業と化していきました。

お願い営業の悪夢の連鎖

しかしながら、お願いすればするほど、何故、こんな奴に経営を見てもらわなければならないのかと、不審がられるばかりです。

他者の主催するセミナーにもかなりの数、参加しましたが、名刺ばかりが増えるのみで、一向に仕事にはなりません。

お願い営業や、セミナー営業では、自身の信憑性を疑われるばかりで、仕事にはならないのです・・・と断言したいところですが、なんと奇跡が起こったのです。

奇跡はまーまー頻繁に起こる(私の場合1000分の1)

 

もう1000店くらい飛び込んだんじゃないか?といったあたりで、ようやく運命的な出会いをしました。ある美容室オーナーが、

そこまで言うのなら、3ヶ月だけ手伝ってもらってもいいよ、でも3ヶ月で結果がでなかったら契約を切るよ

と言ってくれました。これは後日談ですが、私が飛び込んできた瞬間、なんだかよくわからないけど、若いのに、かなり苦労しているだろうと。

その苦労に少しだけでもチャンスをあげることぐらいしてもいいのではないか。と思ってくださったそうです。

年齢の問題ではない!

お願い営業も実を結ぶ時が必ずあります。何でもかんでも頭を使って、スマートにやろうという風習の中で、このような場当たり的かつ、スタミナ・根性勝負をしている馬鹿な若者がいるということで、ありがたい事に奇跡が起こったのです。

振り返ると、この暗黒時代を経験して、本当によかったと思います。

コンサルタントは、仕事を取った後が本当の勝負です。しかも経営者相手に、堂々と渡り合わなければなりません。

これは、年齢の問題ではなく、

どれだけ苦労を積み重ねてきたか?

それは、言動に必ず現れます。

この人間の言う事を聞くべきか、聞かないかは、その人の過去の苦労の幅を、経営者は見ています。

頭だけでなく、根性で突き抜ける経験も必ずするべきではないかと思うのです。

これから、もっと近道があったことをお伝えするのですが、本質だけは必ず理解していただきたく、お恥ずかしい失敗談をお話しました。

コンサル カバー画像

続きはこの本で → 稼ぐコンサルタントの起業術

 

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