次回来店時まで、お客様が自店を忘れないようにする為には、アナログツールとデジタルツールを両方活用しなければなりません。お客様とのコミュニケーションを図るのに代表的なアナログツール「ハガキ」の使い方についてお伝えしてきます。
御礼ハガキの目的は?
美容業界では、もはや定番のコミュニケーションツールとなったお礼ハガキ。その目的と方法を再確認していきましょう。
目指すは、お客様が自然にまた来店したくなるための御礼ハガキの書き方についてです。 まずは、目的について。
御礼ハガキは、言うまでも無く、来店してくれたお客様に、御礼を伝えるためのはがきです。 ここでよく勘違いするのは、御礼ハガキと販促ハガキを混同してしまい、ついつい、売り込みハガキを送ってしまう例があります。
御礼ハガキに、お店のキャンペーン告知とか、割引の案内などを一緒に載せて送付してしまうのは、お客様の気持ちに立ってみるとどうでしょうか?
「また売り込みか・・・」
という印象を持たれて捨てられてしまうのがオチです。もう一度来てもらいたい気持ちは、よく分かりますが、結局、逆効果になってしまいますので、御礼ハガキはあくまで、来店して頂いた御礼をする。
このことを徹底しておいてください。
手書きハガキのデザインとタイミング
できれば気持ちを伝えるために手書きで一通一通書くことに越したことはありませんが、時間が無い場合は、吹き出しをあらかじめハガキに印刷しておいて、その中に、一言でもいいので御礼のメッセージを添えてください。
もし可能であれば、そのお客様が来店して頂いた際の、交わし会話や、印象などを書いて、あなただけのために書いているという印象を持たせるようにしてください。
そこまでできればパーフェクトです。
この御礼ハガキは、来店への感謝を伝えると同時に、お客様の記憶に自分のお店を定着させることが目的でもあります。
特に、新規で来店して頂いたお客様には必ず送るようにしましょう。その際のタイミングですが、理想とされるタイミングは合計3回あります。
まずは、来店後すぐ、次に1週間後、最後に3週間以内に送付するのが理想です。それぞれ、
- 1回目 お礼をお伝えするハガキ
- 2回目 ヘアーのお手入れ方法を記した手紙
- 3回目 お直しサービスを告げるお手紙
を送付してみると効果的です。 お客様が、あなたのお店を忘れかけたころ、届くようにするのです。
人間の記憶は、眠ったあと、翌朝には、8割くらい忘れてしまい、そこから、だんだんと薄れていくものだそうです。
しかしながら、この期間に、一度でも思い出すことがあれば、その記憶は定着しやすくなります。
もちろん、何度も何度も思い出す機会があれば、それだけ、あなたのお店は、お客様の記憶に定着することになるのですが、あまりしつこいと、悪い印象の方の記憶が定着してしまいますので、ほどほどにしておきましょう。
お客様の印象に残るハガキを心がけよう
御礼ハガキ以外にも、どうしても、お店のイベント告知などの売り込み情報を、ハガキや郵送で伝えたい場合は、かならず御礼ハガキを送付した、1週間後以降に送るように心がけましょう。
しばらく来店が無いお客様に、久しぶりに何かを郵送する場合にも、いきなり売り込みの手紙は送付するのは逆効果です。
「暑い日が続きますが、体調にはくれぐれもお気を付け下さい」
など、必ずお客様を気遣った心のこもった手紙を送付するようにしましょう。売り込みは、その次です。
さいごに
ハガキ・手紙の郵送については、もうひとつだけあります。
「お客様にハガキや手紙・チラシなどを郵送することはありますか?」
と尋ねると、年賀状や、暑中見舞いは、送っているよ、とお答えになる経営者の方がよくいらっしゃいます。
しかしながらこの時期は、あなた以外のどのお店もでもハガキやチラシを送っているため、その中のひとつとして片付けられてしまう場合が多くあります。
全ての販促施策に共通することですが、他のお店と同じことをしていても印象には残りづらいのです。
お客様の印象に残す為に、是非、他のお店がやっていないような時期に送付することをやってみましょう。
次回定例勉強会テーマ「経営者の仕事とは?」
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というテーマで私、富田英太が講師を務め勉強会を開きたいと思います。
内容は理念、ストーリー、ブランディングを中心に、経営のコンセプトを明確にしていく作業を一緒に行っていきたいと思います。
5年前に、開催した「商売はあなたが主役!」という勉強会の内容を、さらにブラッシュアップして、現在経営をされている経営者の方が、あらためて自分達のコンセプト、また強みは何か?とうことを再構築できる勉強会にしたいと思います。
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過去の勉強会動画公開情報
- お金をかけずに繁盛店に変える方法(集客編) 講師:富田英太
- LINE@を使って繁盛店になる方法 講師:斎藤元有輝
- 顧客満足へ繋がるコミュニケーション能力の向上 講師:金本祐介
- 仕組み化による経営者の時間創出について 講師:加納聖士