あたりまえのことが、あたりまえにできていないことが多いですね。でも当たり前のことを当たり前にやり続けることが、実は一番難しいのかもしれません。飲食店経営において特に知っていることと、やっていることは違います。改めて見直しのための備忘録です。
暇な時間(アイドルタイム)の集客に気をつけること
①立地で周辺に労働者(現場仕事系)が多い場合
夕方に仕事が終了するので、タイムサービスとして、生ビール半額や生ビール100円のサービス 注)
この場合のサービスは、必ず終了時間の前に最終オーダーを告げて最後のオーダーを取ること。
飲んでいるビールが残っているから後で持って来て欲しいなどのことはしない。
必ずその時間よりもあとに来るお客様との公平の視点からも、サービス時間内にオーダーは出しきることが大切。
②周辺にファミリー層が多い場合 お持ち帰りの販売
夕方の主婦の中食を期待して、揚げ物や焼き物で調理場に負担のない商品を テイクアウトとしてその時間帯だけ販売(他の営業時間帯も対応が可能ならOK)。
店頭にテイクアウト商品の写真やメニューなどを提示 ‘アツアツ・できたて商品’が提供できることをアピール、容器代は別途もらってもいいが、そのことも記載すること
③周辺にファミリー層が多い場合 アイドルタイムの家族連れを狙う
子どもへのサービスは、お子様セット半額、お子様ドリンク無料など
④女性の団体客を狙う
女性の仕事終了時間は比較的はやいためこの時間帯に来店可能
女性だけの団体客へのサービスコース(アイドルタイムでの宴会開始のみ可)をつくる
⑤土日のアイドルタイムの集客 土日はファミリー層と女性客を狙う
外食に出るファミリー層は時間帯が早くて店側には最良の客と知る!
ファミリー層の来店の条件
①子どもを連れていける環境ができていること
- 子ども用食器(スプーン・フォーク・箸の3本セット、キャラクター入りお茶わん&皿)
- 子ども用椅子(座敷、テーブル用)
- これらの準備ができていることを店外にアピール
②子どもへのサービスの充実
- 子ども用ドリンク(100円程度、コップは小さく、ストロー付き)
- 子ども用のフード&デザート(幼時を対象にワンプレートのお子様セット的なものがあるとよい)
- 幼時までは「自分用(子ども)と感じさせる」
- 小学生には「大人と同じ扱いを感じさせる」サービスをすること。
- ファーストドリンクは無料でもよい
注)子ども用メニュー&ドリンクは小学生以下が対象であることは必ず明記すること 店頭へ、「お子様歓迎の店」と出してしまうと認知されやすい。 ただし、来店時間帯には注意してください。 地域の警察署で、未成年の来店可能時間を確認しましょう!
また親と一緒に居てその時間帯が過ぎてしまったら?ということも確認しておくといいでしょう。
女性客の来店条件
①女性客へは、特別扱いを心得る
女性だけのプレート 女性受けのするドリンク(甘いカクテルや梅酒など、流行のものを種類をいくつか準備しておく)
デザートは、客単価を最後に上げるので必ず準備(見た目と説明文を重視)
②女性客の集客 女性の多い職場を営業する あいさつを兼ねて、女性メニューのアピール ⇒女性客をつかめば、次回ファミリーでの来店が期待できるので、来店時にはさりげなく子どもへの配慮があることも見せる。
注)特に女性はトイレがきれいかどうかを気にします! 古くてもキレイに清掃できていること、そして女性への配慮の見える工夫があれば、特に喜んでくれます。 便座あけでなく、鏡や小物もよく確認してください。
あたりまえですが、女性客の来店促進=清潔は絶対条件です