「成果」を創り出すのは、日々の活動の積み重ねです。しかし、日々の活動をただ漠然とやり過ごしていては、それなりの成果(成果獲得のスピードが遅い・成果物の量が少ない)しか、得ることはできません。
鮮明な目的と目標
高い目標に向かって、懸命に努力してはじめて、大きな成果を得ることができます。ゆえに、大きな成果を生み出すための日々の活動は「どのような目標を設定するか?」によって決定づけられます。
鮮明な「目的」と「目標」を持って、業務の効率を高めていく姿勢が重要であり、自らの活動効率を高めていくことができない人間は、顧客の経営効率を高めることはできません。
目標設定の4つの鉄則
- 目標を自分との約束と捉える
- 「あるべき姿」から逆算して目標を設定する
- 目標の達成プロセスを明確にする
- 目標はオープンにする
それぞれの説明をしていきたいと思います。
目標を自分との約束と捉える
まず大事なことは、その目標設定の背景をより理解する必要があります。なぜその目標を設定したのか?目標だけでなく、その理由をしっかり把握しなければ、なにか問題やストレスがあったときに、目的意識を失うケースが多くなります。
そしてその目標の質を考えましょう。とにかく、具体的に数字で、わかりやすい目標を設定する必要あります。
その目標を達成したときのイメージを頭の中で何度も何度も想像します。そして、その目標達成については、自分との約束とし、絶対に守るという覚悟を決めます。
すべき姿から逆算して目標を設定する
ということで、ゴールからの逆算が必要ですね。またもう一つ意識してほしいのは、必死に頑張らないと達成できないレベルで設定するということです。
- 「今までやってきたこと」の延長線上で目標を考えない。
- 現在の自分で「できること」を基準に目標を考えない。
このふたつを、必ず頭に入れてください。過去、できなかったという経験からではなく、未来、やりたいことを基準に目標を設定してください。
目標の達成プロセスを明確にする
今月の目標を達成するために、今週何をするか?今日何をするか?を明確にする。毎日の行動を変えなければ、成長はありません。
また長期の行動計画と、短期の行動計画を、進捗が遅れて、月次の目標と日次の行動目標にズレが生じた場合には、残りの日数で月次目標を必達するための対策と行動計画をすぐに立案する習慣をつける必要がありますね。
目標はオープンにする
目標をまず紙に書くことから始めましょう。下記はアンドリュー・カーネギーの成功哲学から抜粋しました。
- 目的、目標を明確にもっていた
- 紙に書き出していた
- 壁に貼っていた
- いつもチェックしていた
- 達成したら、それを破っていた。
さらに、次の目標を紙に書き出し、貼り出し、チェックしていた 声に出す、宣言する。
- 自分がいつも確認できるように
- 他人にも認識してもらえるよう
上記ふたつのことが実現すれば、自然と達成しなければ!という健全な危機感と、達成した際の周囲からの賞賛を得ることができ、それが自身のモチベーションを管理することがやりやすくなります。