悲しき「分断を生むエジソン」の経営者応援ソング

分断を生むエジソン

タイトルがとても気になってしまい、即読みしてみました。今までの経営者タイプであったり、ウォンツ型、ニーズ型などの考え方を著者、独特の言い回しで表現されているのですが、本当に言葉のチョイスがうまい!というかハマるな〜センスあるな〜と思いました。ご紹介いたします。

著者が「ビジネスパーソンへの応援ソング」と言っているように、この本は、経営者を勇気づけてくれているようなそんな気がします。

とはいえ、全部は紹介できないので、分断を生むエジソンとは?と影響の地図の話だけ少ししたいと思います。

分断を生むエジソンとは?

「分断を生む」とタイトルにもある通り、本書には役割の違い、ビジネスモデルの違い、経験の違いなど様々な切り口での分断があります。

例えば仕事において

なぜこの人はこんな決断をするのだろう?

と思うことがあると思います。そんなとき、「役割の違い」「価値観の違い」を理解しておくと不要な議論を避けたり、建設的に話を進めたりすることができるはず。違いを認識することから始めたいということです。

また良かれと思って従業員のことを思いながら行動している経営者はときに、誰もついていけず、実はとても恨みを買っている、または本人は無意識ですが、言い訳に経営者を攻めているということがあります。

良かれとおもってやっていることが組織に分断を生んでいる、ということがこの「分断を生むエジソン」というちょっと皮肉な悲しい話です。しかし、これらの現象は、よく会社の中で見受けれられますね。

雇用者と被雇用者の分断。これをいかに解消していくべきか、経営者の命題といえます。

次に役割の違いについてを説明しないといけません。影響力の地図として、本書では、この「役割の違い」を4つの国(西の国・東の国・中部・南部)に分けて表しています。

それぞれの国の王(リーダー)は、国境の境で「分断を生むか」「繋がりを生むか」の選択を迫られます。特性と人口規模の違いを理解しておかなければ容易に分断が生まれてしまうことは想像がつきますよね。。

1:2:10:100の法則

この法則では、西の国、中部、東の国、南部という4つに分類され、それぞれの種類について記載されていました。まずは影響力という距離に対する全体の地図を把握すること。

この教えで大切なのは、以下の2つだと著者は言います。

  1. 『自分の世界が絶対ではないこと』を理解する
  2. それは役割の違いでしかないことを知る

そして、どの人も重要で、優劣はつけられないのです。人口規模3000万人超の世界であれば、このような割合なのだそうです。

影響の地図

影響の地図

  • 西の国:30万人、先進的:反体制、シリコンバレー
  • 中部 :60万人、全体最適・体制側、ワシントンD.C.
  • 東の国:300万人、保守的、体制側、ニューヨーク
  • 南部 :3000万人、保守的、中立、それ以外

以上が、割合とアメリカであればという例えです。このたとえだけでみると例えだけで見るとわかりにくいので、

  • 西の国:シリコンバレー=技術と変化。
  • 中部 :ワシントンD.C.=法律と公益(全体利益)。
  • 東の国:ニューヨーク=経営と雇用。
  • 南部 :それ以外=娯楽と生活。

このように人(国)それぞれの役割があるのです。

また、それぞれの良い面、悪い面もあり、それをキャラクターにして紹介されていました。

分断を生むエジソン説明

分断を生むエジソン説明

  • 西の国=分断を生むエジソン。好奇心が旺盛で変化を好む。しかし、圧倒的にその変化を嫌う人の方が多い。
  • 東の国=魂なきバンカー。成長を追い求めるあまり、成長という手段が目的化し、人の心を殺すという側面がある。
  • 中部=夢を忘れたピーターパン。自分にとっての理想=正義を追い求める。正義は時代とともに変わり移ろいでゆく。かつての自分や仲間同士で殺しあう。
  • 南部=才能を殺す巨大なスイミー。スイミーとは、1匹1匹は小さくても群れになれば勝てるという意味の魚の絵本のこと。物語では敵は明確だけれど、現実世界では、相対的。孤独を嫌い群れを好む。天才を殺す凡人。天才を殺す凡人は、北野先生の前著にもありますね。

以上の4つを紹介されています。

たしかに、社会などではよくある縮図だなと思いました。

国ごとの関わりでいうと・・・

  • 西の国と東の国は対立
  • 中部は西の国と東の国の中立
  • 南部は社会に閉塞感があると西に憧れる
  • 南部は雇用に不満があると東を頼る

このような力学が働いているのだそうです。

先程の国が分裂すると、組織が崩壊してしまうのではないかと思います。しかし、崩壊させずに、繋ぐ方法というものもあります。これが救いでもあるのですが、

  • 一人目:公益を知るエリート(東の国と中部を繋ぐもの)全体の調和を取りながら、ルールを作る側に回る人です。
  • 二人目:健全に怒る起業家(西の国と中部を繋ぐもの)現状のやり方に疑いが現れた時に、リスクテイカーとなり発信をすることです。
  • 三人目:パトロール騎士団長(中部と南部を繋ぐもの)資本主義では守りきれない小さな安全や健康を守る人々のことです。
  • 四人目:家族主義の教養人(東の国と南部を繋ぐもの)外貨を稼いでそれを教育や、素養の充実に回し、国の民度や、経済の地場を安定させる。
  • 五人目:トレンドを加速するインフルエンサー(西の国と南部を繋ぐもの)新しいことが西の国から生まれたときに、一番最初に飛びつく人たちです。

改めて、自分の強み、弱み、思考グセを知っておかないとズレてしまいます。皆さんもぜひ自分がどのタイプかを考えてみてはいかがでしょうか?

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