毎回、クライアントがチケットを手配する関係で大韓航空で向かうのですが、ついに、今日から、羽田143番ゲートという超僻地のゲートから出立になりました。帰国も超僻地ゲートに到着するので、ウォーキング距離が半端ありません。JALにしてくれ〜!と毎回叫んでいるのですが、一向に聞き入れてもらえません。

海外でのお仕事 〜検証から改善に向けて〜

今まで、海外の日本企業の支援は何度も行ってきましたが、海外現地企業への直接支援は初めてのことで、やはり常識が非常識で、非常識が常識なことが沢山ありました。

この国だからというわけではなく、やはり日本人の考え方って結構特殊なんだということで、もし皆さんが海外とお仕事をする機会があったら、ぜひ下記の点について気をつけてください。

  1. サービスの範囲を徹底的に明確に提案書、契約書に盛り込む
  2. 通訳は必ず自社で雇う
  3. 経営責任の権限を持っている人の時間をあらかじめ確保する

今回は、初挑戦ということもあり、色々と後悔することも多かったですが、上記3点以前に絶対に守るべき事、それは、

サービス開始、提供前に入金させること

これに尽きるのではないでしょうか?今回の私の仕事相手は韓国企業でしたが、前入金をお願いしました。結果、1週間遅れましたが、ちゃんと着金しました。

このことを韓国の友人に伝えたところ、韓国人から先に入金させるなんて、本当クレイジーだ!すごいねとみた!と絶賛のお言葉をいただきました。

弊社としては、もともとすべてのクライアントに前入金をお願いしているので、当然のことだったのですが、これは海外では特に非常識だったということです。

しかしながら、このお金の件で海外企業と揉めまくっているクライアントを沢山見てきましたので、それが実現しないのであれば、または、半金だけでも前入金という条件が飲めないようであれば、その仕事は絶対にやらない方がいいというのは明白です。

商品の輸入や輸出入などは、貿易協定の中で沢山の取引規定がありますので、比較的資金のとりっぱぐれは少ないと思いますが、サービスを販売する場合、これは、カタチの無いものは、どれだけ契約書があっても平気で反故されますので、お気をつけください。

情報はタダ・カタチの無いものにお金は払わない

(カタチがあっても払わないこともある)

その点は、私の生まれ育った大阪商人(なにわあきど)ルールと似たところがあり、比較的、受け入れやすいとことです。

サービスの範囲を徹底的に明確に提案書、契約書に盛り込む

日本人は頼まれるとついついOKと言ってしまいがちです。例えば、ここまでやってくれてるんだから、これぐらいは、サービスでやってもいいかな・・・などと心の中でつぶやきます。日本人にとって、これは美徳ですが、国外にとってはお人好しです。

相手は、だめでもともと、言ったれ!という精神で何でもお願いしてきます。言ったもん勝ちの文化ですので、日本人の美徳は通用しません。

残念ながら、いつも契約書と提案書を持ち歩き、ここに書いてあるもの以外のサービスは絶対にできない、もしくは別途費用がかかる旨を伝えつづけなければなりません。

通訳は必ず自社で雇う

今回、相手企業に通訳できる方がいてその方に全面的に通訳や資料の翻訳をお願いしました。とても仕事ができる方で、日本語もぺらぺらです。しかしながら・・・。

基本的には、通訳だけをしてほしいのですが、どうしてもそこに通訳自身の意見が入ります。仕事ができる方なので余計にですが、よかれと思っているのか、どうなのか、どうも私が伝えている意見と、相手に伝わる意見が違っていきます。

またクライアントに対して意見を言っているのに、なぜか通訳自身が批判されているように受け止められてしまって、逆に通訳自身の意見で文句を言い返されたりします。

また仕事のできる方であればあるほど、クライアントの他の仕事をどんどん任されてしまい、結局、私のプロジェクトに専任できなくなり、報告資料など翻訳時間がとれなくなってきます。結果サービス提供の品質が下がります。

さらに相手企業の文化にそまっていきますので、相手の課題がまったく見えなくなってきます。残念ながら言葉が全てです。だまって通じてくれるような相手ではありません。

相手が英語圏で、自分も英語をしゃべれる場合はいいのですが、それでも第二外国語同士だと、たいがいニュアンスが通じずに、困ることが起こります。言葉が通じないことは、本当に、本当に、ストレス&サービスを遂行していく上で、痛恨の痛手です。ですので、必ず自社で通訳を手配しましょう。

最後に、でも今回、私を担当してくれている通訳担当の方には、心から感謝しています。大変な状況の中、私や自社の事を考えベストを尽くしてくれています。できれば、別の仕事でぜひ、一緒に何かやりたいと思っています。感謝。

経営責任の権限を持っている人の時間をあらかじめ確保する

今回は、クライアント企業の創業者からの依頼でお仕事をさせていただくことになりました。しかしながら、最高権限を持つ会長とのコミュニケーションの回数が、どんどん無くなっていきます。

もちろんとてもお忙しい方なのですが、どうしても改革を推し進めるときには、現状維持派からの邪魔が入ります。

それらを駆逐していくためにも、最大の理解者である会長のご指示を仰ぐ必要があるのですが、その機会もどんどん少なくなってしまい、大変苦労することになりました。

あらかじめ、面談回数を設定し、予定を最初から全日程の中で取っておいてもらう必要があったなと、改めて反省しています。

では、行ってきます

以上3点が反省点です、次期契約からはしっかりと上記3点を見直して再チャレンジしていきたいと思います。では、ボチボチ搭乗ですね、行ってきます!(11月1日帰国予定です)

 

 


2014/10/28

コンサルティング