挫折こそが機会

新著を今年出版させていただきます。今回のテーマは「わがまま経営」。わがままと言っても他人を振り回すのではなく、自分の思いに忠実に従い経営をすすめている、そして長く経営を続けている企業の代表インタビューを交えながら、いまのような時代に、どういう考えで経営を続けるべきかまとめました。今日はその一部分からの抜粋です。

人は、挫折を経て天職にめぐりあいます

このブログでもよくご紹介している本、『憂鬱でなければ、仕事じゃない』(幻冬舎)。

この本、実に嫉(ねた)ま…、もとい、実に素晴らしいことに大変なベストセラーになりましたから、書名だけならあなたもきっとご存知ではないでしょうか。

著者は幻冬舎社長の見城徹さん、サイバーエージェント社長の藤田晋さん。共著ですね。出版とIT、事業領域の違いこそあれ、どちらも「業界の風雲児」と称されるかたであることでは共通しています。

憂鬱を味方につけるには?

ともあれ、私はこの本の書名を見て心の中で叫びましたね。

そうなんです! 仕事は大変です! 仕事は憂鬱なんです!

そのときの私はすでに「好きなことが仕事にできている」という自覚を持つことができるようになっていました。にもかかわらずそう深く共感するものがあったのです。

わざわざこういう話をするのは理由があります。それは、いくら好きではあっても、それでもやはり仕事は大変であり、時に憂鬱でさえもあるということをあなたにご承知おきいただきたい、ということなのです。

見城徹氏や、藤田晋氏でもこういうわけですから、わが世の春を謳歌しているかのようなビッグネームですら、

仕事とは憂鬱なものだ

と断言してるんですよ。これ、すごいことだと思いません?

しかしながら–、と、僭越ながら私が付け加えさせていただくとすれば、

憂鬱ではあっても、それでもどこか楽しく、不思議と心にぴったりと落ち着く、そんな仕事は必ずあります、と。

世に「天職」と呼ばれる仕事とは、きっとそういうもののことなのでしょうね。

では、その天職にめぐりあうにはどうしたらいいのでしょうか。

挫折を味方につけるには?

「成功」した経営者にインタビューしてみると、これがあっけないほど簡単。どなたもほぼ例外なく「様々な挫折を経験して天職を見つけることができた」とご回答くださっています。

挫折、必要なんです。

私が分析するところ、挫折のパターンは大きくは以下の三つに分類することができます。

  • 突然の解雇予告、もしくは、会社の倒産、急激な売上の減少
  • 本人もしくは、周囲の人の病気
  • 人間関係のトラブル(恋愛を含む)  

これら三つのうちのなにかひとつ、もしくは複数の挫折があったとき、人は初めて自分の人生を振り返ります。

そして、自分が心底やりたいと思える仕事に向かおうと思います。どうせ一度死んだ身だと思って、文字通り死ぬ気で、自分のやりたかったことを追求するようになるのです。

その意味では挫折はチャンスなのです。

…って、いったいなんのチャンス? あなたが変わるための、そしてあなたの人生を充実させるための、です。

たとえばあえて「倒産」という言葉をネガティブなニュアンスで使いましたが、考えようによっては倒産ですらチャンスになり得るわけです。

天職にめぐりあうと、こんな嬉しい「副作用」が

××ページでも書いたように、天職を見つける、すなわち好きなことを仕事にするメリットは、一義的にはあなた自身の人生が充実することです。

しかしそれ以外にも、プラスの副作用を色々と挙げることができます。以下、箇条書きしてみましょう。

(一)生きている実感を持つことができます

これは前述の「人生が充実する」のトートロジー(同義反復)ですので、別の角度からもうちょっと卑近なことを述べましょう。

仕事とは、見方を変えれば「自分の行為がお客様に喜ばれること」とです。だから人は仕事がうまくいくと嬉しいのです。

だれかのためになったということが実感でき、人間の本能ともいうべき承認欲求が満たされるから。

では、自分の好きなことが、すなわち天職が受け容れられたら?

嬉しさはさらに強くなるのは想像に難くないですよね。なんとなれば、あなたの好きなものとはあなたの人格そのものであり、より高いレベルで承認欲求が満たされるからです。

(二)素晴らしい人間関係が築ける可能性があります

あなたが天職を見つけ、充実した人生が送れるようになるのは、もちろん仕合わせなことです。その仕合わせは、あなたが意識する・しないにかかわらず、必ず周囲の人たちに伝播(でんぱ)していきます。

あなたが幸せをシェアすると、シェアしたぶんだけ(あるいはシェアした以上に)多くの人に慕われるようになります。

そのことで多くの人の情けを受けて生きていけるようになるでしょう。それはあなたにとってかけがえのない人間関係であり、大切な財産です。

少々余談ですが、天職を見つけることのできた経営者は、ほぼ一人の例外なく周囲の人々や環境に感謝しています。

(三)経済的に豊かになる可能性があります

好きなことを仕事にするわけですから、どうしたって真面目に、真剣にやることになります。一所懸命に仕事をすれば、当然それは経済的な余裕にもつながりやすくなります

そのほか、心の安定や健康、若々しさといったものを手に入れることもできるかもしれません。

これは私の実体験に基づくものですが、天職を見つけることができた経営者は、実年齢よりずっと若々しく、美しく見えることがとても多いんです。

想像するにそれはきっと、充実した人生を過ごしているからでしょうね。やりたいことが一所懸命できる環境で、生き生きと暮らすことができているからでしょう。

続きは、拙著「経営者は好き嫌いで決めなさい」をお読みください!

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2015/03/01

自己啓発