飲食店女性オーナー

何か事業を始めようと思ったときに、まず頭に浮かぶのは、資金の事ではないでしょうか?「やりたいことはあるけど、お金がない」この言葉を口にしてしまったら、そこでアウト。バッターボックスに立たないまま、球場を後にすることとなります。

「どうすればやりたいことができるのだろうか?」

私は発想をすべて、どうすれば?という質問に切り替えて生きてきました。実際、私自身、会社を2社倒産させ、お金がないどころか、借金を残したままの3回目の起業が今の会社です。ありがたくも、今年で9年目、まだ生きてますね

実は沢山の方に迷惑をお掛けしてきました。この場で謝りたいと思います。

「ごめんなさい」

でも、ここで私が、止まってしまっては、それこそ皆さんは、ご迷惑のかけられっぱなしで終わってしまいますね。

どうすればできるだろうか?

やはり、私は止まることができません、どう思われようが、いつか恩返しすることを心に誓っています。なぜこんな事になってしまったんだろうと言っても、一向に道は開けませんので自然に、

なぜなぜ?」ではなくて「どうすれば?」に切り替わりました。またこの数年たくさんの経営者を見てきましたが、成功している方は、すべての人が、

「どうすればできるだろうか?」

という自分への問いから発想をスタートさせています。

ネガティブ、貧乏は関係無い

「後ろ向き」発言もめっちゃ言います。私も愚痴を言いまくります。でも絶対に最終的には、「どうすればできるだろうか?」に帰着します。

さらに、現在、成功している人は、最初は、お金が無いところからスタートすることが多いですね。資産家のような家柄に生まれて潤沢な資金で開業する人ももちろんいますが、そういう経営者ほど、実際のビジネスはうまくいっていないものです。

私が大好きな経営者の一人に、こういう人がいます。

当時、23歳、小さい会社の総合職に勤めていた彼女は、今は、飲食店を4店舗経営する店舗オーナーです。

お金も人脈も情報もない。そんな中で、子供のころから大好きだった料理をいつかふるまうお店を開店したいという夢を持っていました。同僚に相談すると、半分本気で、半分冗談で、「そんなお店ができたら、私も食べにいくね」と、言われていたそうです

まず彼女は、自分のやりたいお店を開店するのに、どれくらいの資金が必要か、情報を集めます。高いセミナーに行くのではなく。自治体などが無料で提供している開業相談に、休日はあしげなく通い、大方の事業計画を作成します。

あらゆる手段を勉強する

会社員をしながら、コツコツと貯金を始めましたが、なかなかすぐに資金は貯まらないですよね。そこで、お金を借りることを考えます。しかしながら、大概の金融機関は、初めての開業にすんなりとお金を貸してくれるわけではありません。

開業資金の3分の1の自己資金を最低でも用意しなければならないことを知り、もちろん自己資金をコツコツ貯めながら、お金を借りるだけでなく、出資してもらう方法も考えました。

そこで、彼女なりのビジネスプランを作成し、毎月どれくらいの利益が残るか?を試算し、友人や、先輩にプレゼンテーションを行い、少額ずつですが、出資をしてもらいます。

その代わりに、開店した後は、少ないですが配当と、出資者の特典として、お店のサービスを特別割り引きで提供する約束をしました。1年でコツコツ貯めた貯金と、出資してもらった資金を元手に、金融機関に同じプレゼンテーションを行い、ついに開業資金を融資してもらえることになりました。

最後はやはり想いが強いもんが勝つ

情熱が伝わったんですね。そこから彼女は、仕事を辞め、お店を始めました。幸い想定以上に繁盛したので、借金も計画より早く返すことができました。

その実績を評価してもらい、2店舗目、3店舗目の開業資金も、金融機関から融資してもらえることになり、瞬く間に、お店が増えていきました。4店舗目は、融資ではなく、自己資金で開店できるまでになりました。

彼女は、お客様との対話が大好きで、自分たちの料理をほめてくれることが、一番うれしいそうです。お金がなければ、情熱と行動力とリスクを引き受ける心の強さが必要なんですね。いろいろな苦労をしながらでも、必ず夢は叶うと断言できます。

お金がなければ・・・知恵を出せ!

経営を始めてからもいろんな苦労がありますが、開業時に何かを乗り越えた経験をした経営者は、本当に強いと感じます。

「お金がない」は最大の神様のプレゼントなのかもしれません・・・「どうすればやりたいことができるか?」この思考回路と、感謝を忘れなければ、なんやかんや、道は開けるもんですね。

さいごに

でも最後に一点だけ、だれでも独立すれば成功するわけではありません。こういう人は、経営者としてうまくいくだろうなと思う人と、経営者には向いてないなと思う人は確実に分かれます。この違いについては、また今度。

決して起業をあおっているわけではありません。でも、起業する!もしくは、してしまった人のために、また自分に対して、今日の記事は、書いてみました。


2014/09/02

開業支援